いなぽんの中国旅行記(1996年12月末〜97年1月初旬)


1996年から97年にかけての年末年始は、母親を連れて、生まれて初めて中国大陸に行って参りました。以下は、その旅行記です。

第1部)上海

上海では、ものすごく霧が出ていたため、視界が余り見渡せない状態でした。ですから東京タワーより高いという、東方明珠電視塔(468メートル)も、ほとんど見えませんでした(残念!)。しかし、市内観光をするのには特に問題はなく、南京路、外灘、豫園、魯迅公園、玉仏寺などを訪れました。

上海に来る前は、街のイメージとして、かつての租界時代を彷彿させるハイカラな雰囲気を想像していたのですが、そんな雰囲気が残っているのは、外灘の周辺だけで、その他の地域は、「やっぱり中国だなあ!」といった感じでした。もちろん、最新鋭の高層ビルも立っていましたが・・・。(ただ、周りの汚い街並みとのギャップがすごいんだ、これが!)そうそう、それと、最近できたとかいう地下鉄は、中国にあるものとは思えないほど、とてつもなく奇麗でした。

夕方になって、上海雑技団の雑技を見ようと思い、上海商城まで行ったのですが、残念ながら休演日だったので、和平飯店にジャズの演奏を聴きに行きました。いい気分になってホテルに帰ろうと、路上でタクシーを停めようとしたところ、こちらに寄ってきたタクシーが、何と横を走っていたバイクと衝突しそうになってしまいました。大変びっくりしましたが、とりあえず、事故にはならなかったので、そのタクシーに乗り込みました。

ところが、ぶつかりそうになったバイクのお兄ちゃんと、タクシーの運ちゃんが、激しい口論を始めてしまったのです。しばらく静観していたのですが、なんと、2人は、殴り合いの喧嘩を始めてしまったのです。乗り込んだ客のことや周りにできた人だかりは完全に無視して、彼らは路上で暴れ続けました。本当にビックリ!私たちは途中で現場から逃げ出してしまったので、その後どうなったのか全く知りませんが、ホテルに帰った後、「タクシーの運ちゃんには悪いことをしたなあ」と、私にしては珍しく、自分の行動を反省しつつ床に就いたのでした。

第2部)北京

北京は上海よりもかなり北方にあるので、とてつもなく寒いのかと思っていましたが、それほどでもなかったので、到着した日は安心していました。その日はとりあえず、ホテルの旅行カウンターで翌日の「万里の長城(八達嶺)&明の十三陵」の個人ガイド付きツアーを申し込んで、薬膳料理を食べてから、梨園劇場に京劇を見に行きました。日本の歌舞伎のような退屈なものと思いきや、全然そんなことはなく、アクションあり、ユーモアありの、とても楽しい内容でした。題材が西遊記であったことも、理解がし易かった一因でしょう。

さて、夜があけて、ビックリ!何と雪が降っているではありませんか!しかし、ツアーには申し込んでしまっているので、雪が降っていようが何だろうが、もう行くしかありません。そんなわけで、雪の中を車で北上していったのです。すると、車が23台、崖から落ちたらしく、八達嶺への山道が通行禁止になっているではありませんか!ここまで来て、万里の長城が見られないなんて!私は大変気が重くなってしまいました。ガイドさん(すごい美人なんだ、これが!)が、「とりあえず、先に明の十三陵に行って昼食を取ってから、状況の変化を見守りましょう」というので、それに従うことにしました。

午後になって、ラッキーなことに、通行禁止が解除されたというので、早速、八達嶺に向かいました。結局、山の頂上までは登れなかったのですが、ついに雄大な万里の長城を訪れることができたのです!大感動!雪の中の万里の長城も、なかなか趣があり、いいものですよ。その後、山道を下っていくと、登ってくる車がありません。どうも、また車が崖から落ちて、再度通行止めになったようです。本当にこの日はついていました。

最終日は、北京の市内観光をしました。天壇公園、天安門広場、天安門、故宮などを訪れました。前日の雪の影響で、気温がマイナス10度まで下がり、とてつもなく寒く、広い観光史跡の中を歩き回るのは、本当に大変でした。特に故宮の中は大変広く、寒い中を歩き回っていたので、くたくたになってしまいました。故宮の中に「外賓休息室」とかいう建物があったので、休もうと思い、中に入ったところ、突然、「いらっしゃーい!」と日本語を話しながら、中国人女性が近づいてきたのです。大変ビックリしましたが、何とそこは、休息室でも何でもない、ただの土産屋だったのです!この押し売りのように近づいてくる女性のために、せっかく休息室に入ったのに、更にくたくたになってしまいました。こうして、最終日はくたくたになりながら、床に就いたのでした。

以上


この旅行記に対するご意見・ご感想は
こちら
まで。