| 朝食を取りに1階の食堂に行きました。ビュフェ方式になっていて、パン、卵料理、肉、野菜、ジュース、コーヒーなどが取れるようになっていました。他の国と何ら変わらない感じです。朝食後は、旧市街を観光することにしました。 まず向かったのは、旧市街の最も西側にある旧国会議事堂(カピトリオ・ナシオナル)です。米国の首都ワシントンDCにあるものと大変よく似たデザインなのは、どうやら同じ設計者であるからのようです。よく考えれば、もともとスペインの植民地だったキューバは、米西戦争での米国側の勝利以降、キューバ革命の直前まで実質的に米国の支配下にあったわけですから、それも頷けます。 |
(写真5:旧国会議事堂。カピトリオ・ナシオナル) |
(写真6:フロリディータ内のヘミングウェイの銅像) |
ヘミングウェイが良く通っていたというバー「フロリディータ」にも行ってみました。ハバナの喫茶店やバーはオープン形式のところが多いのですが、ここは珍しく密閉された建物の中にあり、中は冷房がガンガン効いていました。そこでヘミングウェイの銅像を眺めた後、旧市街を東に進みました。さすがにユネスコの世界文化遺産に指定されているだけあり、なかなか美しい街です。 |
東端まで歩いてくると、ハバナクラブ博物館があったので、その中に入りました。ハバナクラブは、キューバを代表するラム酒(サトウキビから作られるお酒)で、モヒートといったカクテルを作る際に使われます。革命前はバカルディという名前だったのですが、革命後にバカルディ一族が国外に脱出してしまったため、そのままキューバ政府が接収して名前だけが変わったとのこと。バカルディは、今はプエルトリコ(米国)のブランドとなっていますが、もともとはキューバのブランドだったわけですね。 |
| 博物館の内部は良く作られていて、1930年代の工場の模型の中をミニチュアの蒸気機関車が走っていました。出口のところにはバーが併設されていてラム酒の試飲ができるようになっていました。私が『地球の歩き方』を持っているのを発見したバーテンダーの男が、「この本に俺が写っている」とか言うので、ハバナクラブ博物館のページを開いたら、小さいのですが確かに彼が写っているのです。せっかくでしたので、一緒に記念写真を撮ってしまいました。 | (写真7:ハバナクラブ博物館の受付) |
(写真8:ハバナ旧市街の中心、カテドラル) |
その後、アルマス広場付近を散策し、カテドラル(大聖堂)までやってきました。旧市街の中でひときわ目立つ美しい建物です。カテドラル前のカフェでは、キューバ人のミュージシャンによって音楽が演奏されていました。 この街には、至るところにミュージシャンがいます。さすが、サルサダンスなどを生んだ土地だけあり、非常に音楽の才能に長けた人たちが多いという印象を持ちました。文化レベルも我々が想像している以上に高いと思います。 |
| カテドラルから川沿いを北上すると、支倉常長の銅像がありました。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、支倉常長は仙台の大名・伊達政宗がローマ教皇に使節として送り出した人物で、彼がキューバにやって来た初めての日本人なのだそうです。 もちろん、それだけの理由からキューバ政府が銅像を建てる訳もなく、これは仙台育英学園からの寄贈であるとのことです。 |
(写真9:支倉常長の像。仙台育英学園寄贈) |
その後、一旦ホテルに戻り、夕食を取るために、新市街ミラマール地区にあるキューバ唯一の日本食レストラン「さくら」に向かいました。このレストランは、ハバナの最高級イタリアレストラン「トコロロ」の「サロン・ハポネス」(日本サロン)と書かれた扉の中にありましたが、客は私以外に誰もいませんでした。 とりあえず、メニューの一番上に書かれていた「照り焼きチキン定食」を頼んでみました。一番上に「照り焼きチキン」が書かれているとは、まるでカリフォルニアにある米国人向け日本料理店のようですので、「すごくマズかったらどうしよう?」と、少し不安になったりもしたのですが、味はまあまあでした。しかしながら、13米ドルという価格はやはり高すぎます。このレストランに限らず、キューバの旅行者価格(ツーリストプライス)は大変高く、米国や日本にいるときとそれほど変わりません。社会主義国なので仕方がありませんが、こういった二重価格の存在が多少不快でした。 |
(写真10:葉巻、トロピ・コーラ、ハバナクラブ) |
夕食後は、革命前から世界的に有名な屋外キャバレー「トロピカーナ」に向かいました。私はタバコを吸わないのですが、入り口のところで葉巻を配っていました。さすが葉巻輸出国だけのことはあります。 席に座ると、今度はウェルカムドリンクとして、ハバナクラブとトロピ・コーラが配られました。トロピ・コーラはキューバ独自のコーラで、その他に、テュ・コーラとフィエスタ・コーラというコーラがあるのです。(キューバ滞在中に稀にコカコーラも見かけましたが、それはメキシコ製のようです。) |
| 屋外劇場だけあって、ダンサーが舞台だけではなく、各通路にも出没して、素晴らしい踊りを披露してくれます。次から次へと様々な踊りが展開され、本当に飽きさせません。もちろん、社会主義国ですから彼らも国家公務員。まさに「歌って踊る国家公務員」といったところでしょうか? このようにショウそのものは大変素晴らしく私も大変魅了されましたが、座席が65ドル、75ドル、85ドルというのは少しお金の取り過ぎだと思いました。これではラスベガスのショウと何ら変わりません。 |
(写真11:トロピカーナのダンサーたち) |
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