(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】特開平6−151100

(43)【公開日】平成6年(1994)5月31日

(54)【発明の名称】荷電粒子を等価的にタキオン化する方法

(51)【国際特許分類第5版】

H05H 15/00 9014-2G

【審査請求】有

【請求項の数】6

【全頁数】4

(21)【出願番号】特願平4−332124

(22)【出願日】平成4年(1992)10月30日

(71)【出願人】

【識別番号】592255796

【氏名又は名称】松田 ○之

【住所又は居所】奈良県大和高田市松塚xxx

(72)【発明者】

【氏名】松田 ○之

【住所又は居所】奈良県大和高田市大字松塚xxx

(57)【要約】

【目的】プラズマの荷電粒子を等価的にタキオン化することにより、物理法則の限界を超えたタキオンの法則による効果、特にエントロピーの減少と負抵抗による電力の増大効果を得る方法を提供する。

【構成】高圧トランス2と、高圧コンデンサー3、火花放電間隙4、高周波トランス5による高周波発振回路、及び高周波出力の整流ダイオード6、コンデンサー7、8による平滑回路、ならびに負荷抵抗11で構成し、電力計1で入力を測定し、直流の電圧計9と電流計10で出力を測定する。プラズマの特性と振動電流の振動数の調整で超光速度効果を得る。

【特許請求の範囲】

【請求項1】 電流回路の一部をプラズマで構成し、振動電流及びこれに伴う電磁波とプラズマの荷電粒子の相互作用で、電磁力線と荷電粒子の相対速度を超光速度にすることにより荷電粒子を等価的にタキオン化する方法

【請求項2】 プラスマの特性と電磁波の周波数の関係において、プラズマの誘電率が0以上、1未満の範囲を用いる特許請求の範囲第1項記載の荷電粒子を等価的にタキオン化する方法

【請求項3】 プラズマの誘電率が0になる臨界振動数以上の振動電流または振動電流を誘発する衝撃電流、パルス電流を用いる特許請求の範囲第1項記載の荷電粒子を等価的にタキオン化する方法

【請求項4】 低圧、常圧、または高圧の気体放電による電離気体プラズマを用いる特許請求の範囲第1項記載の荷電粒子を等価的にタキオン化する方法

【請求項5】 酸、アルカリ、または塩類の、電解質水溶液による電解液プラズマを用いる特許請求の範囲第1項記載の荷電粒子を等価的にタキオン化する方法

【請求項6】 半導体、及び半導体のPN接合、または半導体と金属接合における固体プラズマを用いる特許請求の範囲第1項記載の荷電粒子を等価的にタキオン化する方法

【発明の詳細な説明】

【0001】

【産業上の利用分野】この発明はプラズマの荷電粒子を、振動電流及びこれに伴う電磁波(以下電磁波と称する)と、超光速度で相互作用することにより等価的に超光速度粒子のタキオンに変換する方法である。物質粒子をタキオン化すると物理法則を超えたタキオンの法則にしたがう新規な効果により、すべての分野で有利な利用法が考えられる。特にエネルギーの分野において電力の増大効果は新エネルギー源として利用することができる。

【0002】

【従来の技術】1887年、マイケルソン−モーレーは、光の媒質エーテルの風の検出に失敗し、その結果、相対性理論により光速度不変の法則と、いわゆる光速度の壁の考えが定着している。以来、超光速度は認められていないが、他方、超光速度粒子タキオンの仮説があり特殊相対論と矛盾がなく禁止されていないので存在の可能性が信じられている。1987年、E、Wシルバートゥスは100年前のマイケルソン−モーレーの実験を再検証し実験に成功した。Ne−Heレーザー光線と、改良された干渉計、検出器、等を用い、地球が宇宙の絶対空間中を秒速378kmで運動していることを測定した。これは光の媒質の存在を示すもので相対性理論を再検証する必要がある。したがって光速度不変の法則と、光速度の壁の考えにより否定されている超光速度現象も再考する必要がある。

【0003】

【発明が解決しようとする課題】質量のある物質粒子を光速度以上に加速できないことは、相対論の速度と質量の関係式で明らかである。振動電流や電磁波は通常、光速度で伝播するが、プラズマ中では条件により位相速度が超光速度になる。プラズマの荷電粒子も条件により電磁波中で電磁力と逆方向に変位する。プラズマの荷電粒子と電磁波力線の相対速度により荷電粒子を等価的にタキオン化しょうとするものである。

【0004】

【課題を解決する為の手段】回路の一部をプラズマで構成し、プラズマに振動電流を通じ電磁波と相互作用させる。プラズマの誘電率を0以上、1未満になるようプラズマの特性と電磁波の周波数を調整する。プラズマの荷電粒子の固有振動数(プラズマ振動)と電磁波の周波数の関係で荷電粒子は電磁力と逆方向に変位し誘電率を低下させる。電磁波の位相速度が超光速になり、電磁力線と荷電粒子の相対速度も超光速になり、荷電粒子を等価的にタキオン化することができる。

【0005】

【作用】電磁波は真空、空気、導線を伝播するときは光速度であるが、誘電率0以上、1未満のプラズマ中では位相速度が超光速になる。誘電率が負になると屈折率が虚数になり、電磁波はプラズマにより反射され相互作用し難い。誘電率0以上、1未満のプラズマ中では電磁波の位相と、荷電粒子の固有振動による変位の位相が逆になり、通常の誘電体の逆に働くので誘電率を低下させ真空の1より小さくなる。荷電粒子の速度の変化は電磁界の変化より90度位相遅れ、更に速度の変化より90度位相遅れて変位する。電磁力と180度位相遅れて変位するので逆に動くことになる。プラズマの誘電率が0、になる臨界振動数以上の振動電流、及び減衰振動電流、または衝撃電流、パルス電流、及びこれに誘発された高周波電流を用いる。

【0006】電離気体プラズマは低圧気体放電、常圧気体放電、高圧気体放電、により電子の密度が大幅に変化するので臨界振動数も大幅に変化する。例えば0.05mmHgの空気で22MHzが常圧ではマイクロ波領域になる。電解液プラズマの荷電粒子は電解質イオンであり、酸の場合は鉛蓄電池のバッテリー液(H2SO4)17MHz、アルカリ水溶液(NaOH)20MHz、塩(NaCl)は19.5MHz付近に固有振動数がある。 半導体の固体プラズマは電子と正孔が電流のキャリアであるから電離気体プラズマに近い周波数範囲になる。例えばインパット ダイオード、ガン ダイオードによるマイクロ波発振がある。電磁波の中で荷電粒子が逆位相で変位することは電磁力の逆方向に動くことであり、電磁力線との相対速度が超光速になる。超光速度の電磁力線と荷電粒子の相対速度で荷電粒子を等価的に超光速度状態にするのである。

【0007】荷電粒子をタキオン化すると超光速粒子になり、相対論の速度と質量の関係式から固有質量が虚数値になる。それに伴い、すべての物理量が虚数値になると考えられる。虚数値の物理量は観測できないが、実数値からの変化、及び虚数値物理量の相互作用による実数値の効果、即ち加減乗除による実数値の正、または負の効果は観測でき利用もできる。例えば力学の分野ではエントロピーの減少作用、及び負抵抗による利得の発生はエネルギーの増大に利用することができる。

【0008】

【実施例】(1)実施例を図面を参照して説明すると、図1は実施例(1)の回路図で、可変電圧の交流入力を電力計1で測定し、2の高電圧漏洩トランスで昇圧する。高圧コンデンサー3と火花放電間隙4高周波トランス5で構成する共振回路で、高電圧の火花放電による高周波発振とプラズマを発生する。電磁波とプラズマの相互作用で増大した電力は高周波ダイオード6で整流し、直流に変換する。コンデンサー7と8で平滑した直流出力は電圧計9と電流計10で測定し、負荷抵抗11に供給する。高電圧の火花放電により電磁波と電離気体のプラズマを同時に発生し荷電粒子である電子、及び気体のイオンを、電磁波との相互作用でタキオン化する。タキオン電流のエントロピー減少作用、及び負抵抗効果で電力を増大する。

【0009】 (2)図2は実施例(2)の回路図で、実施例(1)の高周波出力を電解液に通じ、電解質イオンとの相互作用により電解質イオンをタキオン化する。電解液は鉛蓄電池12、13の希硫酸を用いる。タキオン化した電解質イオンの作用で、入力以上の電池出力を得ることができる。または電気分解槽を用いると入力電力以上の電気分解生成物を得ることができる。

【0010】 (3)図3は実施例(3)の回路図で、実施例(1)の高周波出力を熱電極水銀放電管14に通じ、水銀蒸気プラズマの荷電粒子をタキオン化し、電力を二段に増大する。

【0011】 (4)図4は実施例(4)の回路図で、半導体、真空管、放電管等、スイッチング素子、及び増幅機能素子を用いた高周波発振器、またはパルス発生器15による振動電流と、二次電池12、13の電解液プラズマとの相互作用により電解質イオンをタキオン化し電力を増大する。

【0012】

【発明の効果】この発明はプラズマの荷電粒子をタキオン化することにより、物理法則の限界を超えたタキオンの法則にしたがう新しい効果を得ることができる。

【0013】タキオン仮説によると重力、エネルギー、時間、空間、等、物理法則のすべてに影響し、物理量に虚数を導入して複素数で扱かわれる性質のものである。重力に関しては固有質量が虚数になるので、重力質量、慣性質量ともに虚数になり、無重量(無重力)になる。エネルギーに関しては速度との関係が通常の逆になり、エネルギーが増加すると減速し、エネルギーが減少すると加速する。運動量も同様の関係になる。時間、空間に関しては座標変換により虚数値の時間、空間の世界が関係する。

【0014】この発明の実施例はエネルギーに関するものでタキオンのエントロピー減少作用、及び負抵抗で熱力学の第2法則を超えた効果で電力を増大し、同時にプラズマの荷電粒子と電磁波の超光速度相互作用で荷電粒子を等価的にタキオン化することを実証するものである。

【図面の簡単な説明】

【図1】実施例(1)の回路図である。

【図2】実施例(2)の回路図である。

【図3】実施例(3)の回路図である。

【図4】実施例(4)の回路図である。

【符号の説明】

電力計:横河電気 TIPE 2041、

高電圧漏洩トランス:ネオントランス 15KV、 または普通の高電圧トランス(一次側に安定用チョークコイル使用)

高圧コンデンサー:セラミック円板型 25KV 1000pF、

火花放電間隙:逆U字型真空ガラス管製水銀電極放電管 または銅棒 直径13mm 長さ25cm 先端円錐形2本対向、

高周波トランス、

高周波ダイオード:ショットキバリヤ型 200V 20A(モトローラ MBR20200CT) 4個直列、

MPコンデンサー:250V 50μF 6個、

電解コンデンサー:400V 2200μF 4個、

直流電圧計、

10 直流電流計、

11 負荷抵抗、

12 13 鉛蓄電池:12V 自動車用、

14 熱電極水銀放電管、