3.リオ・デ・ジャネイロ(ブラジル)



イグアス空港(ブラジル側)を後にして、リオ・デ・ジャネイロ(以下、リオ)に向かいました。直行便が取れなかったため、クリチバ経由の飛行機を取りました。現地通貨のブラジル・レアルをほとんど持っていなかったため(イグアスではレートが悪かったため小額しか替えていなかった)、クリチバ空港に到着してから両替所を探しました。両替所を見つけたのはいいのですが、平日の昼間だというのに、どういうわけか人がいなかったため、結局両替できませんでした。なお、ブラジル南部は白人系の住民が多いとは聞いていましたが、空港の職員は白人ばかりでした。

飛行機を乗り換えてリオに到着。飛行機の窓からはコルコバードの丘に立つキリスト像がライトアップされている様子が良く見えました。到着時は午後10時頃でしたので、周囲はもう真っ暗になっていました。少し怖かったですが、タクシーを捕まえて宿泊ホテルのあるコパカバーナ海岸に向かいました。

かなり遅い時間だというのにも関わらず、海岸沿いには大勢の人が出歩いていて、お店もほとんどが開いており、露天商も沢山いました。治安が悪いと言われているブラジルですが、これだけ人通りが多いのなら問題なさそうです。実際にホテルにチェックイン後、少し外を歩いてみましたが、全然危険を感じませんでした。

翌朝、コパカバーナ海岸を少し散策してみました。ブラジル娘が挑発的な格好で砂浜に横たわっていることを少し期待したりもしたのですが、観光地だけあって、実際に海岸に出ているのは観光客ばかりで、それも家族連れが多かったです。自分が泳ぐわけでもなく、海岸にずっといても仕方がないので、十分なレアルを両替した後、タクシーを捕まえてコルコバードの丘に向かいました。

(写真13:ホテルから見たコパカバーナ海岸)

(写真14:コルコバードの丘に立つキリスト像)
丘に登る登山電車の駅に到着すると、入口にはサンタクロースの人形が置いてありました。確かにクリスマス・シーズンですが、こうも暑いとサンタクロースの格好が滑稽に思えてきます。電車の切符売り場は大変混雑していて、購入するまで1時間近くは待ったと思います。それから電車に乗るまで更に1時間近く待ったので、途中でウンザリしてきました。

電車に乗り込みゴトゴトと急斜面を登っていき、駅に到着して更にエレベータで上に昇ると、海抜710メートルの場所に立つキリスト像が見えてきました。高さが30メートルで両手の幅も28メートルもあるそうですので、かなり大きいです。(平壌の金日成像よりも大きい。)ここからリオ市内の絶景を堪能することができます。複雑な地形をしているリオは独特の都市景観を作り出していて、本当に美しいです。
登山電車で下に降りた後、再びタクシーに乗り、今度はボン・ジ・アスーカル(「砂糖パン」という意味)に向かいました。これはリオの海岸沿いの半島に突き出た奇岩で、砂糖を盛り付けた様子に似ていることから、こう呼ばれているようです。

半島の付け根辺りから第1ロープウェイでウルカの丘まで行き、第2ロープウェイで頂上(海抜396メートル)まで行けるようになっています。こちらはコルコバードの丘と比べてそれほど混んではおらず、すぐに乗ることができました。この奇岩の頂上からも、また違ったリオ市街の景観を楽しむことができました。

(写真15:ウルカの丘から見たボン・ジ・アスーカル

(写真16:サンバショーの1シーン)
夜はホテルで申し込んだサンバショーに参加しました。夕食つきでしたので、まず近くのシュラスカリア(シュラスコ専門店)で夕食を取った後、イパネマ海岸近くにある"プラトフォルマ"に向かいました。やはり北米からの観光客はあまりおらず、欧州、他の中南米諸国、南アフリカからの観光客が多かったです。

ショーの会場は、ブエノスアイレスの"セニョール・タンゴ"と比べるとかなり見劣りする感じでしたが、ショーそのものは、なかなか面白かったです。露出度の高い衣装を身に着け、インディオ起源の踊り、アフリカ起源の踊り、そしてサンバが披露されました。ショーが10時開始だったのがラテン時間で30分遅れて、結局12時くらいまで掛かったため、ホテルに戻ってきた時には、もう午前1時くらいになっていました。
翌日は、タクシーを捕まえて、10万人が収容できる世界最大のサッカー場であるマラカナン・スタジアムを訪れました。入口がなかなか見つからず、周辺をウロウロするハメになりましたが、何とか中に入ることができました。

一応、更衣室と観客席を見学できるようになっていたのですが、1950年完成のスタジアムだけあって、かなり老朽化している感じでした。また、熱狂したファンがグラウンドに飛び出して来ないように、観客席とグラウンドとの間に"堀"が掘ってあったのには笑ってしまいました。

(写真17:世界最大のマラカナン・スタジアム)

その後、スタジアムから鉄道で中心部(セントロ)に向かいました。駅で鉄道を待っていると、ホームにいる面々の多様さに驚かされました。白人、黒人、その混血と思われる人々(それも白人色の強い人、黒人色の強い人がいる)がゴチャゴチャになっているのです。北米では白人と黒人は水と油のようなものですから、こういった光景を目の当たりにして大変な衝撃を受けました。

途中で地下鉄に乗り換えようとしたのですが、どういうわけか運行していなかったので、そこからバスに乗りました。中心部には、カンデラリア教会、チラデンチス宮殿などがありましたが、日曜日であったためか、街はガランとしていました。カテドラル・メトロポリターナに向かって歩いていると、貧民窟(ファベーラ)近くに紛れ込んでしまったらしく、たまたま巡回に来たパトカーが「こっちは危険だから、向こうに行きなさい」と親切に教えてくれました。


(写真18:サンボドローモ。通常期は閑散としている)
それから市街地をどんどん西に歩いていき、サンボドローモに到達しました。このサンボドローモは"リオのカーニバル"のメイン会場で、カーニバルの行進が通る場所なのです。道の周囲には観客席や照明まで設置されているのですが、普段は使われてはいないようで、柵がしてあり中には入れないようになっていました。

夜になって、イパネマ海岸の北側にあるロドリゴ・デ・フレイタス湖に行くと、湖の中心に設置されたクリスマスツリーがライトアップされていて、地元の人たちがそれを見に湖の周りに集まっていました。


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