| 翌日の午前中は、徒歩で鳥人の壁画が描かれている洞窟(アナ・カイ・タンガタ)を訪れました。(ホテル・ハンガロアから結構歩いたので疲れました。)モアイ倒しが行われた後、新たに崇拝の対象となった”マケマケ神(地元の人々が信じていた神様)の化身”とされたのが、この鳥人であり、鳥人がいたとされる洞窟が、このアナ・カイ・タンガタなのだそうです。(ですから、鳥人洞窟とも呼ばれます。)洞窟の天井には壁画が描かれていました。 | (写真12:鳥人を描いたとされる壁画) |
(写真13:アフ・アキビの海を見つめる7体のモアイ) |
昼食後は半日ツアーに参加し、島の内陸部を訪れました。まず、海を見つめる7体のモアイが立つアフ・アキビを訪問。ここのモアイは内陸に位置して海の方角を向いているという“例外的”なものなのですが、デザインは他のモアイと同じでした。ここのモアイの後ろから人骨が発見されたことから、墓として利用されていたのではないかという説もあるそうです。 |
| その後、アフ・テ・パウ(島内最大の洞窟)、プナ・パウ(モアイの頭部に乗る“プカオ”の切り出し跡)、アプ・ヴィナプ(インカに似た石組みのアフ(台座))などを見てまわりました。どれも大変興味深かったのですが、この日はいつも以上に風が強く、歩いて回るのが大変でした。 イースター島は、基本的に天気が変わりやすく風の強い日が多いようです。風も南極方面からの海流の影響を受けた影響で大変冷たく、この島にビーチ・リゾートが発達しない理由が良く分かりました。 |
(写真14:精巧な石組みのアフ。インカ帝国の影響か?) |
(写真15:ホテル・ハンガロアのポリネシアダンスショウ) |
その夜は、ホテルの大広間でポリネシアダンスのショウを見ました。他のホテルからも沢山観光客が見に来ていて、大変盛況でした。このダンスチームは、韓国など海外公演もこなしたことがあるようで、それだけになかなかの迫力でした。そもそも、この島には、あまりショウのようなものがありませんので、それを考えても、ここのショウは大変オススメだと思います。 |
翌日は、終日フリーでした。最初は何をすれば良いのか見当がつきませんでしたが、結局、レンタカーを借りて島を一周しました。しかしながら、米国ではまったく運転したことのないマニュアル車を借りた上に(オートマチックがなかったため)、ハンガロア村を一歩出ると、店はおろか家も一軒もなく、島には舗装されている道路も2本しかなかったため、結構運転が大変でした。ただ、過去2日で既に観光したところを改めて通過したりしたので、島の地理には随分と詳しくなりました。(なお、島の周囲は58キロメートルもあり、道路が悪くてスピードも出せないため、一周するのには意外に時間が掛かります。) |
| こんな感じで最終日となりました。午前中に半日観光に参加し、午後の飛行機でサンティアゴに戻るという計画です。 半日観光では、まず、ラノ・カオの火口湖(アンデス山中のチチカカ湖に生えているトトラ葦で覆われている)を見学後、鳥人儀式が行われたとされるオロンゴ遺跡を見学しました。鳥人の候補を各集落から選び、体をペイントして南側にある島まで泳がせて、そこにあるグンカン鳥の卵を見つけさせたそうです。最初に卵を持ち帰った人がその年の鳥人になるのだそうです。要するに、“鳥人コンテスト”といったところでしょうか? |
(写真16:ラノ・カオの火口。トトラ葦が生えている) |
(写真17:レプリカの目が入ったモアイ。ちょっとコワイ) |
その後は、ハンガロア村の北側に位置するアフ・タハイを訪れました。ここにはいくつかのモアイ群があり、特にレプリカの目が入ったモアイ(アフ・コテリクのモアイ)は大変インパクトが強かったです。実際に近くから見るとかなり不気味です。しかし本来はすべてのモアイに目が入れられていたわけですから(目に霊力がともると言われていたそうです)、昔はこんな像だらけだったのでしょう。 |
それにしても、イースター島滞在中にとにかく困ったのが、ハンガロア村の物価の高さです。サンティアゴ自体、意外に物価が高くて驚いたのですが、イースター島はその比ではありません。単なる田舎の島に過ぎないのに、チリ本土の2倍から3倍はします。日本や米国とほとんど変わらないレベルです。現地の人たちの利用するスーパーマーケットでも、コーラやジュースが日本円で100円以上しますから、旅行者だけからボッタくる二重価格になっているわけでもないのです。まだまだ未開発な島ですが、すべての物資補給を飛行機や船の輸送に頼らざるを得ない”孤島”であるため、このような物価高となってしまうようですね。 最後にイースター島のインターネット環境についての情報です。この島にはISDNが入っていて256キロバイト/秒の速さがあります。インターネットカフェも数軒あるのですが、日本語が入力できるパソコンを設置しているのは中心から少し離れたところにある1軒だけでした。 |
← チリ2(イースター島:前編)
→ チリ4(ビーニャ・デル・マル、バルパライソ)
[↓ 旅行記目次]
| この旅行記に対するご意見・ご感想はこちらまで。 |