1.リマ(ペルーの首都)、ナスカの地上絵



日本から来た友人と米国ヒューストン空港で待ち合わせ、そこからコンチネンタル航空で直接リマに入りました。ご存知の通り、南半球では12月は真夏です。リマは曇っていて大変蒸し暑く、乾燥したカリフォルニアに住んでいる私には大変辛かったです。

リマに到着後、我々は早速、今回の旅行の各種手配をしてくれたミッキーツアーを訪れました。“ミッキー”とは言っても、ミッキーマウスとは何の関係もない単なる日系の旅行会社です。ディズニーから何か言われていないのか、少しだけ気になってしまいました。

その後、タクシーを捕まえて、旧市街(セントロ)に向かいました。旧市街中心のアルマス広場に到着すると、大勢の人たちでごった返していました。周りを見渡すと、大統領府の他、インカ帝国を滅ぼしたフランシスコ・ピサロの騎馬像や、ピサロゆかりのカテドラルなどがありました。

スペイン人が建設した都市だけあって、リマの旧市街は教会だらけでしたが、一応、中華街もありました。しかしながら、どういうわけか中国人は全然おらず、ペルー人だらけでした。後で現地ガイドに聞いたところによると、中国人は郊外の高級住宅街に住んでいて、こんな治安の悪いところには、もう住んでいないとのことです。

(写真1:リマ・アルマス広場前のカテドラル)

(写真2:街の景観を守るため?! 黒いマクドナルドの表示)
また、街の景観を壊さないという配慮からか、どういうわけか、ケンタッキーやマクドナルドの看板が真っ黒でした。黒いケンタッキーの看板の中に浮かぶ白いカーネル・サンダースの顔は、結構不気味でした。

なお、リマのホテルについては、高級住宅街であるミラフローレスに取りました。海岸沿いにあるラルコ・マルというモールは、先進国にあるような、お洒落な場所で、旧市街でほとんど見掛けなかった白人(ペルーでは総人口の12%)が、結構歩いていました。

リマ観光後は、イカ、ナスカ、パラカスの3都市を訪れる2泊3日のツアーに参加しました。まず、オルメーニョ社の観光バスに乗り、リマ南方のイカの街に向かいました。“ロイヤルクラス”というだけあって、なかなか乗り心地は良かったです。数時間後、イカの高級リゾートであるホテル・ラス・デュナスに到着しました。ウェルカムドリンクということで、ペルーでポピュラーな“ピスコサワー”(ブドウの蒸留酒に卵白とレモンを加えてシェイクしたもの)が出たのですが、個人的には、あまり美味しいとは感じませんでした。

初日はイカ周辺を観光するということでしたので、午後、現地ガイドに連れられて、砂漠の中のオアシス“ワカチナ”や考古学博物館などを訪れました。博物館の前に、南米にしか生息しない動物“アルパカ”がいました。ラクダの一種らしいですが、毛がフサフサしていて羊みたいです。とても愛らしい動物だったので、つい連れて帰りたくなってしまいました。

(写真3:イカの博物館前にいたアルパカ)

その後ワイナリーなどを訪れ、ホテルに戻りました。夕食の時間になり、プール方向に歩いていくと、宴会場のようなところに通されました。どうやら、この日は催し物をする日だったようで、ステージではマジックショーやダンスショーなどが披露されていました。客として来ているのは白人ばかりだったので、最初は自分たちと同じ海外からの旅行者かと思ったのですが、結局、ほとんどが“金持ちのペルー人”でした。ですから、もちろん、この日の催し物もすべてスペイン語でした。


(写真4:セスナ機から見たナスカの地上絵<ハチドリ>)
翌日は、ナスカの地上絵を見に行きました。イカの街から砂漠を南下し、アエロコンドル社の空港に到着しました。4人乗りの小さなセスナ機に乗り込み、20分の遊覧飛行です。私は酔い易い体質なので、この20分の飛行は結構辛かったです。地上絵は、予想に反して、かなり見にくかったです。というのも、地上には様々な線が太くくっきりと描かれているものの、その中に点在している地上絵の線は、細く薄い感じだったからです。”ハチドリ”と”宇宙飛行士”と”手”以外は、全般的に分かりにくかったです。
その後、古代ナスカ人が作ったとされる水路を訪れました。渦巻状の道ができていて、それを降りていくと、底に水の取り入れ口がありました。ほとんど雨の降らない砂漠に、こんなきれいな水が流れているとは、大変意外でした。

(写真5:古代ナスカ人が作ったとされる水路跡)

(写真6:マリア・ライへ博物館内にあるライへの蝋人形)
昼食を取った後、今度は、地上絵を地上から見ることができる展望台(ミラドール)や、地上絵の保存活動に一生を捧げたドイツ女性マリア・ライへの博物館などを訪れました。博物館の隣りには、マリア・ライへの墓までありました。

最終日は、リマへの帰路でパラカスという街に立ち寄りました。本当は、“ミニ・ガラパゴス”とも呼ばれる動物たちの楽園、パジェスタス島に行く予定だったのですが、海上の波が荒かったため、行くことができませんでした。しかし、その代わりということで、現地ガイドが我々をパラカス半島の自然保護区に連れて行ってくれたので、そこで野鳥や景色を見て楽しみました。


→2.クスコ(かつてのインカ帝国の首都)

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