(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】登録実用新案公報(U)

(11)【登録番号】第3044116号

(24)【登録日】平成9年(1997)9月24日

(45)【発行日】平成9年(1997)12月16日

(54)【考案の名称】仮想生命体の育成シミュレーション装置

(51)【国際特許分類第6版】

G09B 9/00

A63F 9/22

G04G 1/00 314

G06T 13/00

【FI】

G09B 9/00 Z

A63F 9/22 F

H

G04G 1/00 314

G06F 15/62 340 D

【評価書の請求】有

【請求項の数】8

【出願形態】FD

【全頁数】52

(21)【出願番号】実願平9−5357

(22)【出願日】平成9年(1997)6月6日

(31)【優先権主張番号】特願平9−85828

(32)【優先日】平9(1997)3月18日

(33)【優先権主張国】日本(JP)

(73)【実用新案権者】

【識別番号】000135748

【氏名又は名称】株式会社バンダイ

【住所又は居所】東京都台東区駒形2丁目5番4号

(73)【実用新案権者】

【識別番号】597047130

【氏名又は名称】株式会社ウイズ

【住所又は居所】東京都中央区日本橋人形町1丁目2番7号

(72)【考案者】

【氏名】横井 ○裕

【住所又は居所】東京都中央区日本橋人形町1丁目2番7号 株式会社ウイズ内

(74)【代理人】

【弁理士】

【氏名又は名称】高田 修治

(57)【要約】

【課題】 画面内の仮想生命体からの呼びかけや要求に対して遊戯者が応答して対応する処置を行うことにより、当該仮想生命体をしつけし、若しくはトレーニングをしながら仮想生命体を成長させるようにした育成シミュレーション装置を提供することを目的とする。

【解決手段】 仮想生命体の育成に係る複数種類の処置をマーク17a,17b,17c…,19a,19b,19c,…で個々に表示するマーク表示部17,19を有し、複数のマークの中から特定のマークを選択することにより該当する処置を入力するキースイッチSW1,SW2,SW3を有する。仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有し、キースイッチSW1,SW2,SW3を操作して育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成に係る制御処理を行う制御部(CPU5)を有する。この育成した仮想生命体を表示する表示部13を有して構成される。

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項1】 下記の要件を備えてなることを特徴とする仮想生命体の育成シミュレーション装置。

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときにこれと対応する制御データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ホ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(ヘ)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(ト)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

【請求項2】 下記の要件を備えてなることを特徴とする仮想生命体の育成シミュレーション装置。

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)前記記憶部は、容姿の異なる複数の仮想生命体を記憶していること。

(ホ)前記制御部は、前記仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出を行う呼出手段を有すること。

(ヘ)前記入力手段は、前記仮想生命体からの呼出に対して世話を行う手段と、躾を行う手段とを有すること。

(ト)前記制御部は、仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程における前記世話及び躾の程度に基づいて個性データを作成すること。

(チ)前記作成された個性データは、前記記憶部に記憶されること。

(リ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ヌ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(ル)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(ヲ)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

(ワ)前記制御部は、前記カップリングが成功したときには、当該カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部から読み取って前記表示部に表示させること。

(カ)前記制御部は、生まれてくる仮想生命体の個性データを前記カップリングした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定すること。

【請求項3】 下記の要件を備えてなることを特徴とする仮想生命体の育成シミュレーション装置。

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)前記記憶部は、容姿の異なる複数の仮想生命体と、当該仮想生命体の雌雄の別を記憶していること。

(ホ)前記制御部は、前記仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出を行う呼出手段を有すること。

(ヘ)前記入力手段は、前記仮想生命体からの呼出に対して世話を行う手段と、躾を行う手段とを有すること。

(ト)前記制御部は、仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程における前記世話及び躾の程度に基づいて個性データを作成すること。

(チ)前記作成された個性データは、前記記憶部に記憶されること。

(リ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ヌ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(ル)前記カップリング手段は、少なくとも一方の仮想生命体が雄であり、他方の仮想生命体が雌である場合にカップリングを成功させること。

(ヲ)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(ワ)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

(カ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングが成功したときには、当該カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部から読み取って表示部に表示させること。

(ヨ)前記制御部は、前記生まれてくる仮想生命体の個性データをカップリングした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定すること。

(タ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングによって生まれる仮想生命体を自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配すること。

(レ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雄である場合に前記分配された仮想生命体を受け入れる受け入れ手段を有すること。

【請求項4】 下記の要件を備えてなることを特徴とする仮想生命体の育成シミュレーション装置。

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)前記制御部は、仮想生命体が成長するに応じて1又は2以上の成長段階を設定する設定手段を有すること。

(ホ)前記記憶部は、前記成長段階毎に容姿の異なる複数の仮想生命体と、当該仮想生命体の雌雄の別を記憶していること。

(ヘ)前記制御部は、前記仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出を行う呼出手段を有すること。

(ト)前記制御部は、前記仮想生命体が前記成長段階に達したときに、それまでの成長過程における前記呼出に対する処置の内容を判定する判定手段を有すること。

(チ)前記制御部は、前記判定手段の判定結果に基づいて前記記憶された複数の仮想生命体の中から一の仮想生命体を選択する選択手段を有すること。

(リ)前記制御部は、前記成長段階に達した仮想生命体を前記選択された仮想生命体に変化させる変化手段を有すること。

(ヌ)前記制御部は、仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程における前記処置の内容に基づいて個性データを作成すること。

(ル)前記作成された個性データは、前記記憶部に記憶されること。

(ヲ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ワ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(カ)前記カップリング手段は、少なくとも一方の仮想生命体が雄であり、他方の仮想生命体が雌である場合にカップリングを成功させること。

(ヨ)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(タ)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

(レ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングが成功したときには、当該カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部から読み取って表示部に表示させること。

(ソ)前記制御部は、前記生まれてくる仮想生命体の個性データを前記カップリングした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定すること。

(ツ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合に前記カップリングによって生まれる仮想生命体を自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配すること。

(ネ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雄である場合に前記分配された仮想生命体を受け入れる受け入れ手段を有すること。

【請求項5】 下記の要件を備えてなることを特徴とする仮想生命体の育成シミュレーション装置。

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときにこれと対応する制御データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ホ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(ヘ)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(ト)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

(チ)前記制御部は、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有すること。

(リ)前記時刻情報に基づいて前記仮想生命体の生活時間を設定する生活時間設定手段を有すること。

【請求項6】 下記の要件を備えてなることを特徴とする仮想生命体の育成シミュレーション装置。

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)前記記憶部は、容姿の異なる複数の仮想生命体を記憶していること。

(ホ)前記制御部は、前記仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出を行う呼出手段を有すること。

(ヘ)前記入力手段は、前記仮想生命体からの呼出に対して世話を行う手段と、躾を行う手段とを有すること。

(ト)前記制御部は、仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程における前記世話及び躾の程度に基づいて個性データを作成すること。

(チ)前記作成された個性データは、前記記憶部に記憶されること。

(リ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ヌ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(ル)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(ヲ)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

(ワ)前記制御部は、前記カップリングが成功したときには、当該カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部から読み取って前記表示部に表示させること。

(カ)前記制御部は、生まれてくる仮想生命体の個性データを前記カップリングした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定すること。

(ヨ)前記制御部は、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有すること。

(タ)前記時刻情報に基づいて前記仮想生命体の生活時間を設定する生活時間設定手段を有すること。

【請求項7】 下記の要件を備えてなることを特徴とする仮想生命体の育成シミュレーション装置。

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)前記記憶部は、容姿の異なる複数の仮想生命体と、当該仮想生命体の雌雄の別を記憶していること。

(ホ)前記制御部は、前記仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出を行う呼出手段を有すること。

(ヘ)前記入力手段は、前記仮想生命体からの呼出に対して世話を行う手段と、躾を行う手段とを有すること。

(ト)前記制御部は、仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程における前記世話及び躾の程度に基づいて個性データを作成すること。

(チ)前記作成された個性データは、前記記憶部に記憶されること。

(リ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ヌ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(ル)前記カップリング手段は、少なくとも一方の仮想生命体が雄であり、他方の仮想生命体が雌である場合にカップリングを成功させること。

(ヲ)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(ワ)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

(カ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングが成功したときには、当該カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部から読み取って表示部に表示させること。

(ヨ)前記制御部は、前記生まれてくる仮想生命体の個性データをカップリングした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定すること。

(タ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングによって生まれる仮想生命体を自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配すること。

(レ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雄である場合に前記分配された仮想生命体を受け入れる受け入れ手段を有すること。

(ソ)前記制御部は、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有すること。

(ツ)前記時刻情報に基づいて前記仮想生命体の生活時間を設定する生活時間設定手段を有すること。

【請求項8】 下記の要件を備えてなることを特徴とする仮想生命体の育成シミュレーション装置。

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)前記制御部は、仮想生命体が成長するに応じて1又は2以上の成長段階を設定する設定手段を有すること。

(ホ)前記記憶部は、前記成長段階毎に容姿の異なる複数の仮想生命体と、当該仮想生命体の雌雄の別を記憶していること。

(ヘ)前記制御部は、前記仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出を行う呼出手段を有すること。

(ト)前記制御部は、前記仮想生命体が前記成長段階に達したときに、それまでの成長過程における前記呼出に対する処置の内容を判定する判定手段を有すること。

(チ)前記制御部は、前記判定手段の判定結果に基づいて前記記憶された複数の仮想生命体の中から一の仮想生命体を選択する選択手段を有すること。

(リ)前記制御部は、前記成長段階に達した仮想生命体を前記選択された仮想生命体に変化させる変化手段を有すること。

(ヌ)前記制御部は、仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程における前記処置の内容に基づいて個性データを作成すること。

(ル)前記作成された個性データは、前記記憶部に記憶されること。

(ヲ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ワ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(カ)前記カップリング手段は、少なくとも一方の仮想生命体が雄であり、他方の仮想生命体が雌である場合にカップリングを成功させること。

(ヨ)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(タ)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

(レ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングが成功したときには、当該カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部から読み取って表示部に表示させること。

(ソ)前記制御部は、前記生まれてくる仮想生命体の個性データを前記カップリングした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定すること。

(ツ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合に前記カップリングによって生まれる仮想生命体を自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配すること。

(ネ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雄である場合に前記分配された仮想生命体を受け入れる受け入れ手段を有すること。

(ナ)前記制御部は、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有すること。

(ラ)前記時刻情報に基づいて前記仮想生命体の生活時間を設定する生活時間設定手段を有すること。

【考案の詳細な説明】

【0001】

【考案の属する技術分野】

本願考案は、仮想生命体からの呼出に対して処置を行うことにより、当該仮想

生命体を育成する育成シミュレーション装置に関するものである。

【0002】

【従来の技術】

近年、犬や猫などのペットを所定の画面内で飼育するようにした電子ゲーム装

置が種々提案され販売されている。従来のこの種の電子ゲーム装置としては、例

えば、特開平7−261962号公報、特開平7−281819号公報に示すよ

うなものが知られている。

特開平7−261962号公報に示された従来例は、装置本体に発光素子と受

光素子とを設け、ユーザー(遊戯者)の非接触操作によって発光素子からの赤外

光を手等で反射させて受光素子で受光させるようにしている。そして、複数パタ

ーンの犬キャラクターのデータと当該犬キャラクターのバイオリズムがメモリに

記憶されているので、前記非接触操作の回数及び当日のバイオリズムに対応した

犬キャラクターのデータをメモリから選択的に読み出して表示させるようにして

いる。これにより、犬キャラクターの体調にも即したキャラクター画像を選択表

示させることができる。

【0003】

また、特開平7−281819号公報に示された従来例は、装置本体に発光素

子と受光素子とを設け、ユーザーの非接触操作によって発光素子からの赤外光を

手等で反射させて受光素子で受光させることにより、非接触操作距離を検出して

いる。また、振り向く犬やお手をする犬等のそれぞれ動きの変化した複数種類の

犬キャラクターデータ及びその効果音データがメモリに記憶されているので、前

記非接触操作距離に応じて犬キャラクターデータをメモリから選択的に読み出し

て表示させると共に、その効果音をスピーカから発生させるようにしている。こ

れにより、ユーザーの手によるジェスチャー的な命令に即したキャラクター画像

を選択表示させることができる。

【0004】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前述の従来例は、いずれもユーザーからの一方的な命令によっ

てキャラクター画像に指示を与えるものであり、キャラクター画像からの呼びか

けや要求に応じて遊戯者が応答するようにしたものは従来存在しなかった。

【0005】

本願考案は、上記に鑑みて案出されたもので、画面内の仮想生命体からの呼び

かけや要求に対して遊戯者が応答して対応する処置を行うことにより、当該仮想

生命体をしつけし、仮想生命体を成長させ、育成するようにした育成シミュレー

ション装置を提供することを目的とする。

【0006】

【課題を解決するための手段】

本考案が提供する請求項1に係る育成シミュレーション装置は、上記目的を達

成するために、下記の要件を備えたことを特徴とする。すなわち、

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときにこれと対応する制御デ

ータを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体

の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ホ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに

双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(ヘ)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(ト)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

【0007】

また、本考案が提供する請求項2に係る育成シミュレーション装置は、下記の

要件を備えたことを特徴とする。すなわち、

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御

データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命

体の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)前記記憶部は、容姿の異なる複数の仮想生命体を記憶していること。

(ホ)前記制御部は、前記仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出

を行う呼出手段を有すること。

(ヘ)前記入力手段は、前記仮想生命体からの呼出に対して世話を行う手段と、

躾を行う手段とを有すること。

(ト)前記制御部は、仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程におけ

る前記世話及び躾の程度に基づいて個性データを作成すること。

(チ)前記作成された個性データは、前記記憶部に記憶されること。

(リ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ヌ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに

双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(ル)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(ヲ)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

(ワ)前記制御部は、前記カップリングが成功したときには、当該カップリング

によって生まれる仮想生命体を前記記憶部から読み取って前記表示部に表示させ

ること。

(カ)前記制御部は、生まれてくる仮想生命体の個性データを前記カップリング

した双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定すること。

【0008】

また、本考案が提供する請求項3に係る育成シミュレーション装置は、下記の

要件を備えたことを特徴とする。すなわち、

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御

データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命

体の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)前記記憶部は、容姿の異なる複数の仮想生命体と、当該仮想生命体の雌雄

の別を記憶していること。

(ホ)前記制御部は、前記仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出

を行う呼出手段を有すること。

(ヘ)前記入力手段は、前記仮想生命体からの呼出に対して世話を行う手段と、

躾を行う手段とを有すること。

(ト)前記制御部は、仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程におけ

る前記世話及び躾の程度に基づいて個性データを作成すること。

(チ)前記作成された個性データは、前記記憶部に記憶されること。

(リ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ヌ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに

双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(ル)前記カップリング手段は、少なくとも一方の仮想生命体が雄であり、他方

の仮想生命体が雌である場合にカップリングを成功させること。

(ヲ)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(ワ)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

(カ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングが成功し

たときには、当該カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部から読

み取って表示部に表示させること。

(ヨ)前記制御部は、前記生まれてくる仮想生命体の個性データをカップリング

した双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定すること。

(タ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングによって

生まれる仮想生命体を自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配すること

(レ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雄である場合に前記分配された仮想生

命体を受け入れる受け入れ手段を有すること。

【0009】

また、本考案が提供する請求項4に係る育成シミュレーション装置は、下記の

要件を備えたことを特徴とする。すなわち、

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御

データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命

体の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)前記制御部は、仮想生命体が成長するに応じて1又は2以上の成長段階を

設定する設定手段を有すること。

(ホ)前記記憶部は、前記成長段階毎に容姿の異なる複数の仮想生命体と、当該

仮想生命体の雌雄の別を記憶していること。

(ヘ)前記制御部は、前記仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出

を行う呼出手段を有すること。

(ト)前記制御部は、前記仮想生命体が前記成長段階に達したときに、それまで

の成長過程における前記呼出に対する処置の内容を判定する判定手段を有するこ

と。

(チ)前記制御部は、前記判定手段の判定結果に基づいて前記記憶された複数の

仮想生命体の中から一の仮想生命体を選択する選択手段を有すること。

(リ)前記制御部は、前記成長段階に達した仮想生命体を前記選択された仮想生

命体に変化させる変化手段を有すること。

(ヌ)前記制御部は、仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程におけ

る前記処置の内容に基づいて個性データを作成すること。

(ル)前記作成された個性データは、前記記憶部に記憶されること。

(ヲ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ワ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに

双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(カ)前記カップリング手段は、少なくとも一方の仮想生命体が雄であり、他方

の仮想生命体が雌である場合にカップリングを成功させること。

(ヨ)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(タ)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

(レ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングが成功し

たときには、当該カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部から読

み取って表示部に表示させること。

(ソ)前記制御部は、前記生まれてくる仮想生命体の個性データを前記カップリ

ングした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定すること。

(ツ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合に前記カップリングによ

って生まれる仮想生命体を自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配する

こと。

(ネ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雄である場合に前記分配された仮想生

命体を受け入れる受け入れ手段を有すること。

【0010】

また、本考案が提供する請求項5に係る育成シミュレーション装置は、下記の

要件を備えたことを特徴とする。すなわち、

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときにこれと対応する制御デ

ータを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体

の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ホ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに

双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(ヘ)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(ト)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

(チ)前記制御部は、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有すること。

(リ)前記時刻情報に基づいて前記仮想生命体の生活時間を設定する生活時間設

定手段を有すること。

【0011】

また、本考案が提供する請求項6に係る育成シミュレーション装置は、下記の

要件を備えたことを特徴とする。すなわち、

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御

データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命

体の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)前記記憶部は、容姿の異なる複数の仮想生命体を記憶していること。

(ホ)前記制御部は、前記仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出

を行う呼出手段を有すること。

(ヘ)前記入力手段は、前記仮想生命体からの呼出に対して世話を行う手段と、

躾を行う手段とを有すること。

(ト)前記制御部は、仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程におけ

る前記世話及び躾の程度に基づいて個性データを作成すること。

(チ)前記作成された個性データは、前記記憶部に記憶されること。

(リ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ヌ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに

双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(ル)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(ヲ)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

(ワ)前記制御部は、前記カップリングが成功したときには、当該カップリング

によって生まれる仮想生命体を前記記憶部から読み取って前記表示部に表示させ

ること。

(カ)前記制御部は、生まれてくる仮想生命体の個性データを前記カップリング

した双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定すること。

(ヨ)前記制御部は、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有すること。

(タ)前記時刻情報に基づいて前記仮想生命体の生活時間を設定する生活時間設

定手段を有すること。

【0012】

また、本考案が提供する請求項7に係る育成シミュレーション装置は、下記の

要件を備えたことを特徴とする。すなわち、

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御

データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命

体の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)前記記憶部は、容姿の異なる複数の仮想生命体と、当該仮想生命体の雌雄

の別を記憶していること。

(ホ)前記制御部は、前記仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出

を行う呼出手段を有すること。

(ヘ)前記入力手段は、前記仮想生命体からの呼出に対して世話を行う手段と、

躾を行う手段とを有すること。

(ト)前記制御部は、仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程におけ

る前記世話及び躾の程度に基づいて個性データを作成すること。

(チ)前記作成された個性データは、前記記憶部に記憶されること。

(リ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ヌ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに

双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(ル)前記カップリング手段は、少なくとも一方の仮想生命体が雄であり、他方

の仮想生命体が雌である場合にカップリングを成功させること。

(ヲ)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(ワ)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

(カ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングが成功し

たときには、当該カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部から読

み取って表示部に表示させること。

(ヨ)前記制御部は、前記生まれてくる仮想生命体の個性データをカップリング

した双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定すること。

(タ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングによって

生まれる仮想生命体を自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配すること

(レ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雄である場合に前記分配された仮想生

命体を受け入れる受け入れ手段を有すること。

(ソ)前記制御部は、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有すること。

(ツ)前記時刻情報に基づいて前記仮想生命体の生活時間を設定する生活時間設

定手段を有すること。

【0013】

また、本考案が提供する請求項8に係る育成シミュレーション装置は、下記の

要件を備えたことを特徴とする。すなわち、

(イ)仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手段を有すること。

(ロ)前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有すること。

(ハ)前記入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御

データを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命

体の育成に係る制御を行う制御部を有すること。

(ニ)前記制御部は、仮想生命体が成長するに応じて1又は2以上の成長段階を

設定する設定手段を有すること。

(ホ)前記記憶部は、前記成長段階毎に容姿の異なる複数の仮想生命体と、当該

仮想生命体の雌雄の別を記憶していること。

(ヘ)前記制御部は、前記仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出

を行う呼出手段を有すること。

(ト)前記制御部は、前記仮想生命体が前記成長段階に達したときに、それまで

の成長過程における前記呼出に対する処置の内容を判定する判定手段を有するこ

と。

(チ)前記制御部は、前記判定手段の判定結果に基づいて前記記憶された複数の

仮想生命体の中から一の仮想生命体を選択する選択手段を有すること。

(リ)前記制御部は、前記成長段階に達した仮想生命体を前記選択された仮想生

命体に変化させる変化手段を有すること。

(ヌ)前記制御部は、仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程におけ

る前記処置の内容に基づいて個性データを作成すること。

(ル)前記作成された個性データは、前記記憶部に記憶されること。

(ヲ)他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有すること。

(ワ)前記接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに

双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有すること。

(カ)前記カップリング手段は、少なくとも一方の仮想生命体が雄であり、他方

の仮想生命体が雌である場合にカップリングを成功させること。

(ヨ)前記カップリングが成功したか否かを判定する判定手段を有すること。

(タ)前記判定手段の判定結果を表示する表示部を有すること。

(レ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングが成功し

たときには、当該カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部から読

み取って表示部に表示させること。

(ソ)前記制御部は、前記生まれてくる仮想生命体の個性データを前記カップリ

ングした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定すること。

(ツ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雌である場合に前記カップリングによ

って生まれる仮想生命体を自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配する

こと。

(ネ)前記制御部は、自己の仮想生命体が雄である場合に前記分配された仮想生

命体を受け入れる受け入れ手段を有すること。

(ナ)前記制御部は、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有すること。

(ラ)前記時刻情報に基づいて前記仮想生命体の生活時間を設定する生活時間設

定手段を有すること。

【0014】

【考案の実施の形態】

本願考案に係る育成シミュレーション装置の実施の形態の一例を図面に基づい

て説明する。

請求項1に係る育成シミュレーション装置1は、図1乃至図3に示すように、

仮想生命体の育成に係る複数種類の処置を個々にマークで表示するマーク表示部

17,19を有する。マーク表示部17には、チェックメータマーク17aと、

食事マーク17bと、ゲームマーク17cと、トイレマーク17dと、躾マーク

17eとの複数のマークが表示されている。

また、マーク表示部19には、注射マーク19aと、照明マーク19bと、毛

並み度マーク19cと、ブリードマーク19dと、呼出マーク19eとの複数の

マークが表示されている。

マーク表示部19の下側に設けられたキースイッチSW1,SW2,SW3は

、仮想生命体からの呼出に対して処置を行うためのスイッチであり、複数のマー

クの中から特定のマークを選択することにより該当する処置を入力するための入

力手段である。

キースイッチSW1は、マーク表示部17,19の中から所望のマークを選択

して表示させるためのスイッチであり、このキースイッチSW1を押下する毎に

チェックメータマーク17a、食事マーク17b、ゲームマーク17c、トイレ

マーク17d、躾マーク17e、注射マーク19a、照明マーク19b、毛並み

度マーク19c、ブリードマーク19dの順番で切り替え表示される。そして、

キースイッチSW2は、前記選択されたマークを決定するためのスイッチであり

、キースイッチSW3は、前記表示されたマークをキャンセルするためのスイッ

チである。

【0015】

キースイッチSW1,SW2,SW3を操作して、例えば、チェックメータマ

ーク17aを選択すると、仮想生命体の年令、体重、ごきげんパラメーター、お

なかパラメーター及び躾度のそれぞれの値をメータ表示で確認することができる

。また、食事マーク17bを選択すると、仮想生命体にご飯又はお菓子を与える

ことができる。ゲームマーク17cを選択すると、仮想生命体とゲームを行うこ

とができる。また、トイレマーク17dを選択すると、仮想生命体が便をした場

合にこれを水で流して清掃することができる。躾マーク17eを選択すると、仮

想生命体からのわがままな呼出に対して躾を行うことができる。そして、注射マ

ーク19aが選択表示されると、仮想生命体が病気した場合に注射をすることが

できる。これにより、仮想生命体を治療することができる。照明マーク19bを

選択すると、仮想生命体が睡眠する場合にその部屋の照明を消灯することができ

る。毛並み度マーク19cを選択すると、仮想生命体の毛並み度をメータ表示で

確認することができる。また、ブリードマーク19dを選択すると、接続手段を

介して他の育成シミュレーション装置と接続させて双方の仮想生命体のカップリ

ングを行うことができる。

もちろん、上記に示した以外の種類の処置を該当するマークで形成すると共に

、そのマークをキースイッチSW1,SW2,SW3で選択して入力するように

構成しても良い。

また、装置本体11内には、仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記

憶部3を有する。そして、前記入力手段を操作して育成に係る処置を入力したと

きに、これと対応する制御データを前記記憶部3から読み取ると共に、当該読み

取った制御データに基づいて仮想生命体の育成に係る制御処理を行う制御部(C

PU5)を有する。また、装置本体11の前面には画像表示部15が設けられて

いる。この画像表示部15は前記育成した仮想生命体、又はカップリングが成功

したか否かの判定結果を表示する表示部である。また、画像表示部15は前記カ

ップリングによって生まれた仮想生命体を表示する表示部である。

【0016】

前記記憶部3は、容姿の異なる複数種類の仮想生命体を記憶している。また、

他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段7を有する。前述の制御部(

CPU5)は、接続手段7を介して他の育成シミュレーション装置と接続したと

きに双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段と、このカップリ

ングが成功したか否かを判定する判定手段9を有する。

上記接続手段は、端子を用いた物理的な接続のみならず、赤外線等を用いた光

通信による接続手段や電磁波を用いた無線通信による接続手段が含まれる。

【0017】

尚、育成シミュレーション装置1が小型の機器である場合、例えば、携帯でき

るようにコンパクトに形成される場合は、前述の記憶部3としてはROM、EE

PROM、SRAM等が固定的に、若しくはメモリカセットの形式で着脱自在に

設けられる。

また、育成シミュレーション装置1が大型の機器である場合、例えば、パーソ

ナルコンピュータシステムに組み込まれる場合は、記憶部3として、例えば、C

D−ROM、CD−R、磁気ディスク、光磁気ディスク、DVD等の適宜の記録

媒体を用いてもよい。

【0018】

請求項2に係る育成シミュレーション装置1は、仮想生命体の育成に係る制御

データを記憶した記憶部を有し、入力手段から育成に係る処置を入力したときに

、これと対応する制御データを記憶部から読み取り当該読み取った制御データに

基づいて仮想生命体の育成に係る制御を行う制御部を有する。前記記憶部には容

姿の異なる複数の仮想生命体が記憶されている。また、仮想生命体が成長する過

程で当該仮想生命体から呼出を行う呼出手段を有する。この呼出手段としては、

CPU5と、当該CPU5の指令によって動作するブザーBZ1やスピーカ、又

は点灯する発光素子、LED若しくは適宜のマーク表示体等が用いられる。

更に、前記仮想生命体からの呼出に対して処置を入力する入力手段としてキー

スイッチSW1,SW2,SW3を有する。この入力手段としては、適宜のスイ

ッチや光センサー等を用いた無接触型のスイッチを用いることができる。

また、入力手段は、前記仮想生命体からの呼出に対して世話を行う手段と、躾

を行う手段とを有する。

例えば、キースイッチSW1,SW2,SW3を操作して、食事マーク17b

を選択すると、仮想生命体にご飯又はお菓子を与えることができる。また、トイ

レマーク17dを選択すると、仮想生命体が便をした場合にこれを水で流して清

掃することができる。このような場合にはキースイッチSW1,SW2,SW3

は、仮想生命体からの呼出に対して世話を行う手段として機能する。そして、キ

ースイッチSW1,SW2,SW3を操作して、躾マーク17eを選択すると、

仮想生命体からのわがままな呼出に対して躾を行うことができる。この場合には

、キースイッチSW1,SW2,SW3は、仮想生命体からの呼出に対して躾を

行う手段として機能する。

【0019】

また、制御部であるCPU5は、仮想生命体が成長したときに、それまでの成

長過程における前記世話及び躾の程度に基づいて躾度や毛並み度等の個性データ

を作成する。この作成された個性データは、前記記憶部3に順次記憶される。そ

して、CPU5は、接続手段7を介して他の育成シミュレーション装置と接続し

たときに双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段と、カップリ

ングが成功したか否かを判定する判定手段9を有する。

そして、CPU5は、前記生まれてくる仮想生命体の個性データをカップリン

グした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定する。

ここで、表1に示すように一方の仮想生命体の躾度が超良のレベルであり、他

方の仮想生命体の躾度が良のレベルである場合に、この双方の仮想生命体のカッ

プリングによって生まれてくる仮想生命体の個性データは、その初期値として躾

度を良のレベルに設定する。また、一方の仮想生命体の躾度が普通のレベルであ

り、他方の仮想生命体の躾度が悪のレベルである場合に、この双方の仮想生命体

のカップリングによって生まれてくる仮想生命体の個性データは、その初期値と

して躾度を悪のレベルに設定する。

前記躾度が超良のレベル、良のレベル、普通のレベル、悪のレベルである場合

に、それぞれレベル4、レベル3、レベル2、レベル1として設定しても良い。

【0020】

【表1】

【0021】

また、表2に示すように、親となる仮想生命体の双方の毛並み度にレベル差が

ある場合に、この双方の仮想生命体のカップリングによって生まれてくる仮想生

命体の個性データは、その初期値として毛並み度を前記レベル差に応じて設定す

る。また、親となる仮想生命体の双方の毛並み度のレベル差が0である場合に、

この双方の仮想生命体のカップリングによって生まれてくる仮想生命体の個性デ

ータは、その初期値として毛並み度を親よりも高い値に設定する。

【0022】

【表2】

【0023】

また、本考案の請求項3に係る育成シミュレーション装置1は、仮想生命体の

育成に係る処置を入力する入力手段としてスイッチSW1,SW2,SW3を有

する。前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部3を有し、前記

入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御データを前

記記憶部3から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成

に係る制御を行う制御装置21を有する。

前記記憶部3は、容姿の異なる複数の仮想生命体と、当該仮想生命体の雌雄の

別を記憶している。また、制御装置21は仮想生命体が成長する過程で当該仮想

生命体から呼出を行う呼出手段を有し、仮想生命体が成長したときにそれまでの

成長過程における世話及び躾の程度に基づいて個性データを作成し、この作成さ

れた個性データは、前記記憶部3に記憶される。

他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段7を有し、接続手段7を介

して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮想生命体をカッ

プリングさせるカップリング手段を有する。このカップリング手段は少なくとも

一方の仮想生命体が雄であり、他方の仮想生命体が雌である場合にカップリング

を成功させる。判定手段9はカップリングが成功したか否かを判定し、この判定

結果は表示部13に表示される。

制御装置21は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングが成功した

ときには、カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部3から読み取

って表示部13に表示させると共に、この生まれてくる仮想生命体の個性データ

をカップリングした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定する。

そして、制御装置21は、自己の仮想生命体が雌である場合にはカップリング

によって生まれる仮想生命体を自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配

し、自己の仮想生命体が雄である場合には前記分配された仮想生命体を受け入れ

る。

【0024】

また、本考案の請求項4に係る育成シミュレーション装置1は、仮想生命体の

育成に係る処置を入力する入力手段としてスイッチSW1,SW2,SW3を有

する。前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部3を有し、前記

入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御データを前

記記憶部3から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成

に係る制御を行う制御装置21を有する。

制御装置21は、仮想生命体が成長するに応じて1又は2以上の成長段階を設

定する設定手段を有する。前記記憶部3は成長段階毎に容姿の異なる複数の仮想

生命体と、当該仮想生命体の雌雄の別を記憶している。

また、制御装置21は、仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出

を行う呼出手段と、仮想生命体が前記成長段階に達したときに、それまでの成長

過程における呼出に対する処置の内容を判定する判定手段9と、判定手段9の判

定結果に基づいて前記記憶された複数の仮想生命体の中から一の仮想生命体を選

択する選択手段と、この選択された仮想生命体に変化させる変化手段を有する。

そして、制御装置21は、仮想生命体が成長したときにそれまでの成長過程にお

ける処置の内容に基づいて個性データを作成し、この作成された個性データは、

前記記憶部3に記憶される。

他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段7を有し、接続手段7を介

して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮想生命体をカッ

プリングさせるカップリング手段を有する。このカップリング手段は少なくとも

一方の仮想生命体が雄であり、他方の仮想生命体が雌である場合にカップリング

を成功させる。判定手段9はカップリングが成功したか否かを判定し、この判定

結果は表示部13に表示される。

制御装置21は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングが成功した

ときには、カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部3から読み取

って表示部13に表示させると共に、この生まれてくる仮想生命体の個性データ

をカップリングした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定する。

そして、制御装置21は、自己の仮想生命体が雌である場合にはカップリング

によって生まれる仮想生命体を自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配

し、自己の仮想生命体が雄である場合には前記分配された仮想生命体を受け入れ

る。

【0025】

また、本考案の請求項5に係る育成シミュレーション装置1は、図1乃至図3

に示すように、仮想生命体の育成に係る複数種類の処置を個々にマークで表示す

るマーク表示部17,19を有する。マーク表示部17には、チェックメータマ

ーク17aと、食事マーク17bと、ゲームマーク17cと、トイレマーク17

dと、躾マーク17eとの複数のマークが表示されている。

また、マーク表示部19には、注射マーク19aと、照明マーク19bと、毛

並み度マーク19cと、ブリードマーク19dと、呼出マーク19eとの複数の

マークが表示されている。

マーク表示部19の下側に設けられたキースイッチSW1,SW2,SW3は

、仮想生命体からの呼出に対して処置を行うためのスイッチであり、複数のマー

クの中から特定のマークを選択することにより該当する処置を入力するための入

力手段である。

キースイッチSW1は、マーク表示部17,19の中から所望のマークを選択

して表示させるためのスイッチであり、このキースイッチSW1を押下する毎に

チェックメータマーク17a、食事マーク17b、ゲームマーク17c、トイレ

マーク17d、躾マーク17e、注射マーク19a、照明マーク19b、毛並み

度マーク19c、ブリードマーク19dの順番で切り替え表示される。そして、

キースイッチSW2は、前記選択されたマークを決定するためのスイッチであり

、キースイッチSW3は、前記表示されたマークをキャンセルするためのスイッ

チである。

【0026】

キースイッチSW1,SW2,SW3を操作して、例えば、チェックメータマ

ーク17aを選択すると、仮想生命体の年令、体重、ごきげんパラメーター、お

なかパラメーター及び躾度のそれぞれの値をメータ表示で確認することができる

。また、食事マーク17bを選択すると、仮想生命体にご飯又はお菓子を与える

ことができる。ゲームマーク17cを選択すると、仮想生命体とゲームを行うこ

とができる。また、トイレマーク17dを選択すると、仮想生命体が便をした場

合にこれを水で流して清掃することができる。躾マーク17eを選択すると、仮

想生命体からのわがままな呼出に対して躾を行うことができる。そして、注射マ

ーク19aが選択表示されると、仮想生命体が病気した場合に注射をすることが

できる。これにより、仮想生命体を治療することができる。照明マーク19bを

選択すると、仮想生命体が睡眠する場合にその部屋の照明を消灯することができ

る。毛並み度マーク19cを選択すると、仮想生命体の毛並み度をメータ表示で

確認することができる。また、ブリードマーク19dを選択すると、接続手段を

介して他の育成シミュレーション装置と接続させて双方の仮想生命体のカップリ

ングを行うことができる。

もちろん、上記に示した以外の種類の処置を該当するマークで形成すると共に

、そのマークをキースイッチSW1,SW2,SW3で選択して入力するように

構成しても良い。

また、装置本体11内には、仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記

憶部3を有する。そして、前記入力手段を操作して育成に係る処置を入力したと

きに、これと対応する制御データを前記記憶部3から読み取ると共に、当該読み

取った制御データに基づいて仮想生命体の育成に係る制御処理を行う制御部(C

PU5)を有する。また、装置本体11の前面には画像表示部15が設けられて

いる。この画像表示部15は前記育成した仮想生命体、又はカップリングが成功

したか否かの判定結果を表示する表示部である。また、画像表示部15は前記カ

ップリングによって生まれた仮想生命体を表示する表示部である。

【0027】

前記記憶部3は、容姿の異なる複数種類の仮想生命体を記憶している。また、

他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段7を有する。前述の制御部(

CPU5)は、接続手段7を介して他の育成シミュレーション装置と接続したと

きに双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段と、当該カップリ

ングが成功したか否かを判定する判定手段9を有する。

前記判定手段9の判定結果は画像表示部15に表示される。また、制御装置2

1は、前記カップリングが成功したときには、当該カップリングによって生まれ

る仮想生命体を前記記憶部3から読み取って前記画像表示部15に表示させると

共に、カップリングによって生まれる仮想生命体を自装置と他の育成シミュレー

ション装置とに分配する。

そして、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有し、この時刻情報に基づい

て前記仮想生命体の生活時間を設定する生活時間設定手段を有する。

【0028】

尚、上記接続手段は、端子を用いた物理的な接続のみならず、赤外線等を用い

た光通信による接続手段や電波を用いた無線通信による接続手段が含まれる。

また、育成シミュレーション装置1が小型の機器である場合、例えば、携帯で

きるようにコンパクトに形成される場合は、前述の記憶部3としてはROM、E

EPROM、SRAM等が固定的に、若しくはメモリカセットの形式で着脱自在

に設けられる。

また、育成シミュレーション装置1が大型の機器である場合、例えば、パーソ

ナルコンピュータシステムに組み込まれる場合は、記憶部3として、例えば、C

D−ROM、CD−R、磁気ディスク、光磁気ディスク、DVD等の適宜の記録

媒体を用いてもよい。

【0029】

また、本考案の請求項6に係る育成シミュレーション装置1は、仮想生命体が

成長する過程で当該仮想生命体から呼出を行う呼出手段を有する。この呼出手段

としては、CPU5と、当該CPU5の指令によって動作するブザーBZ1やス

ピーカ、又は点灯する発光素子、LED若しくは適宜のマーク表示体等が用いら

れる。

更に、前記仮想生命体からの呼出に対して処置を入力する入力手段としてキー

スイッチSW1,SW2,SW3を有する。この入力手段としては、適宜のスイ

ッチや光センサー等を用いた無接触型のスイッチを用いることができる。

また、入力手段は、前記仮想生命体からの呼出に対して世話を行う手段と、躾

を行う手段とを有する。

例えば、キースイッチSW1,SW2,SW3を操作して、食事マーク17b

を選択すると、仮想生命体にご飯又はお菓子を与えることができる。また、トイ

レマーク17dを選択すると、仮想生命体が便をした場合にこれを水で流して清

掃することができる。このような場合にはキースイッチSW1,SW2,SW3

は、仮想生命体からの呼出に対して世話を行う手段として機能する。そして、キ

ースイッチSW1,SW2,SW3を操作して、躾マーク17eを選択すると、

仮想生命体からのわがままな呼出に対して躾を行うことができる。この場合には

、キースイッチSW1,SW2,SW3は、仮想生命体からの呼出に対して躾を

行う手段として機能する。

【0030】

また、制御部であるCPU5は、仮想生命体が成長したときに、それまでの成

長過程における前記世話及び躾の程度に基づいて躾度や毛並み度等の個性データ

を作成する。この作成された個性データは、前記記憶部3に順次記憶される。そ

して、CPU5は、接続手段7を介して他の育成シミュレーション装置と接続し

たときに双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段と、このカッ

プリングが成功したか否かを判定する判定手段9を有する。

そして、CPU5は、前記生まれてくる仮想生命体の個性データをカップリン

グした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定する。

例えば、表1に示すように一方の仮想生命体の躾度が超良のレベルであり、他

方の仮想生命体の躾度が良のレベルである場合に、この双方の仮想生命体のカッ

プリングによって生まれてくる仮想生命体の個性データは、その初期値として躾

度を良のレベルに設定する。また、一方の仮想生命体の躾度が普通のレベルであ

り、他方の仮想生命体の躾度が悪のレベルである場合に、この双方の仮想生命体

のカップリングによって生まれてくる仮想生命体の個性データは、その初期値と

して躾度を悪のレベルに設定する。

ここで、前記躾度が超良のレベル、良のレベル、普通のレベル、悪のレベルで

ある場合に、それぞれレベル4、レベル3、レベル2、レベル1として設定して

も良い。

【0031】

また、表2に示すように、親となる仮想生命体の双方の毛並み度にレベル差が

ある場合に、この双方の仮想生命体のカップリングによって生まれてくる仮想生

命体の個性データは、その初期値として毛並み度を前記レベル差に応じて設定す

る。また、親となる仮想生命体の双方の毛並み度のレベル差が0である場合に、

この双方の仮想生命体のカップリングによって生まれてくる仮想生命体の個性デ

ータは、その初期値として毛並み度を親よりも高い値に設定する。

【0032】

制御装置21は、前記カップリングが成功したときには、当該カップリングに

よって生まれる仮想生命体を前記記憶部3から読み取って前記表示部13に表示

させると共に、生まれてくる仮想生命体の個性データをカップリングした双方の

仮想生命体の個性データに基づいて決定し、カップリングによって生まれた仮想

生命体を自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配する。

そして、制御装置21は、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有し、この

時刻情報に基づいて前記仮想生命体の生活時間を設定する生活時間設定手段を有

する。

【0033】

また、本考案の請求項7に係る育成シミュレーション装置1は、仮想生命体の

育成に係る処置を入力する入力手段としてスイッチSW1,SW2,SW3を有

する。前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部3を有し、前記

入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御データを前

記記憶部3から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成

に係る制御を行う制御装置21を有する。

前記記憶部3は、容姿の異なる複数の仮想生命体と、当該仮想生命体の雌雄の

別を記憶している。また、制御装置21は仮想生命体が成長する過程で当該仮想

生命体から呼出を行う呼出手段を有し、仮想生命体が成長したときにそれまでの

成長過程における世話及び躾の程度に基づいて個性データを作成し、この作成さ

れた個性データは、前記記憶部3に記憶される。

他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段7を有し、接続手段7を介

して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮想生命体をカッ

プリングさせるカップリング手段を有する。このカップリング手段は少なくとも

一方の仮想生命体が雄であり、他方の仮想生命体が雌である場合にカップリング

を成功させる。判定手段9はカップリングが成功したか否かを判定し、この判定

結果は表示部13に表示される。

制御装置21は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングが成功した

ときには、カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部3から読み取

って表示部13に表示させると共に、この生まれてくる仮想生命体の個性データ

をカップリングした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定する。

そして、制御装置21は、自己の仮想生命体が雌である場合にはカップリング

によって生まれる仮想生命体を自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配

し、自己の仮想生命体が雄である場合には前記分配された仮想生命体を受け入れ

る。

そして、制御装置21は、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有し、この

時刻情報に基づいて前記仮想生命体の生活時間を設定する生活時間設定手段を有

する。

【0034】

また、本考案の請求項8に係る育成シミュレーション装置1は、仮想生命体の

育成に係る処置を入力する入力手段としてスイッチSW1,SW2,SW3を有

する。前記仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部3を有し、前記

入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御データを前

記記憶部3から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成

に係る制御を行う制御装置21を有する。

制御装置21は、仮想生命体が成長するに応じて1又は2以上の成長段階を設

定する設定手段を有する。前記記憶部3は成長段階毎に容姿の異なる複数の仮想

生命体と、当該仮想生命体の雌雄の別を記憶している。

また、制御装置21は、仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出

を行う呼出手段と、仮想生命体が前記成長段階に達したときに、それまでの成長

過程における呼出に対する処置の内容を判定する判定手段9と、判定手段9の判

定結果に基づいて前記記憶された複数の仮想生命体の中から一の仮想生命体を選

択する選択手段と、この選択された仮想生命体に変化させる変化手段を有する。

そして、制御装置21は、仮想生命体が成長したときにそれまでの成長過程にお

ける処置の内容に基づいて個性データを作成し、この作成された個性データは、

前記記憶部3に記憶される。

他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段7を有し、接続手段7を介

して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮想生命体をカッ

プリングさせるカップリング手段を有する。このカップリング手段は少なくとも

一方の仮想生命体が雄であり、他方の仮想生命体が雌である場合にカップリング

を成功させる。判定手段9はカップリングが成功したか否かを判定し、この判定

結果は表示部13に表示される。

制御装置21は、自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングが成功した

ときには、カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部3から読み取

って表示部13に表示させると共に、この生まれてくる仮想生命体の個性データ

をカップリングした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定する。

そして、制御装置21は、自己の仮想生命体が雌である場合にはカップリング

によって生まれる仮想生命体を自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配

し、自己の仮想生命体が雄である場合には前記分配された仮想生命体を受け入れ

る。

そして、制御装置21は、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有し、この

時刻情報に基づいて前記仮想生命体の生活時間を設定する生活時間設定手段を有

する。

【0035】

【実施例】

次に、本願考案に係る育成シミュレーション装置1の一実施例を図面に基づい

て説明する。

まず、図1乃至図4を参照して育成シミュレーション装置1の全体的な構成を

説明する。

装置本体11は全体が卵形の形状に携帯可能に形成されている。本体装置11

の中央部には表示部13が設けられ、当該表示部13の下側に複数のキースイッ

チSW1,SW2,SW3が配置されている。

表示部13は仮想生命体のキャラクター画像を表示するための画像表示部15

と、画像表示部15の上部に設けられるマーク表示部17と、画像表示部15の

下部に設けられるマーク表示部19とで構成されている。画像表示部15は図4

に示すように縦18ドット×横29ドットの液晶画面により形成されている。

マーク表示部17には、チェックメータマーク17aと、食事マーク17bと

、ゲームマーク17cと、トイレマーク17dと、躾マーク17eとの複数のマ

ークが表示されている。また、マーク表示部19には、注射マーク19aと、照

明マーク19bと、毛並み度マーク19cと、ブリードマーク19dと、呼出マ

ーク19eとの複数のマークが表示されている。

キースイッチSW1,SW2,SW3は、仮想生命体からの呼出に対して処置

を行うためのスイッチであり、複数のマークの中から特定のマークを選択して決

定することにより該当する処置を入力するための入力手段である。

キースイッチSW1は、マーク表示部17,19の中から所望のマークを選択

して表示させるためのスイッチであり、このキースイッチSW1を押下する毎に

チェックメータマーク17a、食事マーク17b、ゲームマーク17c、トイレ

マーク17d、躾マーク17e、注射マーク19a、照明マーク19b、毛並み

度マーク19c、ブリードマーク19dの順番で切り替え表示される。そして、

キースイッチSW2は、前記選択されたマークを決定するためのスイッチであり

、キースイッチSW3は、前記表示されたマークをキャンセルするためのスイッ

チである。

前記入力手段であるキースイッチSW1,SW2,SW3は、仮想生命体から

の呼出に対して世話を行う機能と、躾を行う機能とを有する。

【0036】

チェックメータマーク17aが選択表示されると、仮想生命体の年令、体重、

ごきげんパラメーター、おなかパラメーター及び躾度のそれぞれの値をメータ表

示で確認することができる。食事マーク17bが選択表示されると、仮想生命体

にご飯又はお菓子を与えることができる。これにより、仮想生命体はご飯を1膳

食べる毎におなかパラメータが+1増加する。また、仮想生命体はお菓子を1個

食べる毎にごきげんパラメータが+1増加する。ゲームマーク17cが選択表示

されると、仮想生命体とゲームを行うことができる。このゲームの結果、例えば

、5回戦の内、3回以上仮想生命体が勝利すると、パラメータが+1増加する。

トイレマーク17dが選択表示されると、仮想生命体が大便をした場合にこれを

水で流して清掃することができる。躾マーク17eが選択表示されると、仮想生

命体の緊急を要しないわがままな呼出に対して躾を行うことができる。

注射マーク19aが選択表示されると、仮想生命体が病気した場合に注射をす

ることができる。これにより、仮想生命体を治療することができる。照明マーク

19bが選択表示されると、仮想生命体が睡眠する場合にその部屋の照明を消灯

することができる。毛並み度マーク19cを選択すると、仮想生命体の毛並み度

をメータ表示で確認することができる。また、ブリードマーク19dを選択する

と、接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続して双方の仮想生命

体のカップリングを行うことができる。この場合、オスとメスの仮想生命体同士

でカップリングを行うことができ、仮想生命体の雌雄は、予め育成シミュレーシ

ョン装置毎に決定されている。

【0037】

呼出マーク19eは、仮想生命体からの呼出を表示するマークである。この呼

出マーク19eの点灯はCPU5によって制御され、仮想生命体が成長する過程

で当該仮想生命体が呼出を行うための呼出手段の一部を形成する。

【0038】

また、装置本体11は時計を内蔵しており、この内蔵時計の時刻調整用にキー

スイッチSW1,SW2,SW3が用いられる。

また、装置本体11の裏面にはリセットスイッチSW4が設けられている。こ

のリセットスイッチSW4を操作することにより、仮想生命体の成長シミュレー

ションを初期設定に戻すことができる。

【0039】

次に、図5を参照して装置本体11内に組み込まれる回路部とその周辺部の構

成を説明する。

前述した表示部13が制御装置21と接続されている。この制御装置21はワ

ンチップの集積回路によって形成されている。制御装置21には、前述のキース

イッチSW1,SW2,SW3及びリセットスイッチSW4が接続されている。

また、制御装置21には、バッテリーBT、コンデンサーCC1〜CC12、抵

抗RR1,2,4,5が接続されている。そして、制御装置21には、抵抗RR

4,5を介してブザーBZ1が接続されると共に、発振器XLが接続されている

また、制御装置21には抵抗RR6を介してダイオードDD1,DD2が接続

されている。これらの抵抗RR6とダイオードDD1,DD2との接続点から通

信端子7aが引き出されている。この通信端子7aとアース端子7bとで接続手

段7を構成し、当該接続手段7を介して他の育成シミュレーション装置と接続さ

れる。

制御装置21は、仮想生命体を育成し成長させるための成長シミュレーション

に係るソフトプログラムや各種制御データを記憶した記憶部3と、この記憶部3

に記憶されたソフトプログラム及び各種制御データを読み取り、これらの制御デ

ータに基づいて各種制御処理を実行するCPU5及び当該CPU5のワーク用メ

モリ等を有する。

また、前記制御装置21は、接続手段7を介して他の育成シミュレーション装

置と接続したときに双方の仮想生命体のカップリングを行うカップリング手段を

有し、当該カップリング手段は、カップリングによって生まれる仮想生命体を記

憶部3に記憶された複数種類の仮想生命体の中から選択する。

【0040】

また、制御装置21は、前記仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から

呼出を行う呼出手段と、仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程にお

ける前記世話及び躾の程度に基づいて個性データを作成する作成手段を有する。

この作成された個性データは、前記記憶部3に記憶されており、カップリング手

段が生まれてくる仮想生命体の個性データの初期値を他の仮想生命体の個性デー

タと自己の個性データとに基づいて決定する。

そして、制御装置21は、仮想生命体が成長するに応じて1又は2以上の成長

段階を設定する手段と、前記成長段階毎に容姿の異なる複数種類の成長した仮想

生命体を記憶する記憶部3と、前記仮想生命体が前記成長段階に達したときに、

それまでの成長過程における前記呼出に対する処置の内容を勘案して前記複数の

仮想生命体の中から一の成長した仮想生命体を選択する手段とを有する。

また、制御装置21は、前記表示部13を駆動するための駆動回路、前記ブザ

ーBZ1を鳴動させるための鳴動回路、前記発振器XLからの発振パルスに基づ

いて所定周期のクロックパルスを形成するクロックパルス形成回路、このクロッ

クパルスに基づいて時計情報を出力する時計回路及びクロックパルスに基づいて

タイマー情報を出力するタイマー回路等を有する。

【0041】

次に、図6乃至図13を参照して作用を説明する。

まず、図6を参照してメインのフロー制御を説明する。ステップSP1ではリ

セットスイッチSW4が操作されたかどうかを判断しており、リセットスイッチ

SW4が操作された場合は、ステップSP3へ進みキースイッチSW1,SW2

,SW3を操作して時刻合わせを行う。以後、この時刻に基づいて仮想生命体の

生活時間が決定される。従って、現実の時間帯に沿って仮想生命体が活動するこ

とになる。例えば、午前9時に起床して活動を開始し、午後8時には就寝すると

いう生活パターンが設定される。続いてステップSP5では初期画面を表示する

。ここでは、例えば卵の形状の画像が表示され、所定時間後に卵が割れて新生児

である第1世代のキャラクター画像KT1の仮想生命体が誕生し表示される。

次に、ステップSP7では第1の成長過程に係る処理が実行される。例えば、

遊戯者はキースイッチSW1,SW2,SW3を操作してごはんやおかしを食べ

させて世話を行う。また、仮想生命体からの呼出に対してトイレ掃除や病気の治

療を行うことができる。

次に、ステップSP9では、図13に示すようなベビーキャラクター画像A1

の仮想生命体が誕生して約60分が経過すると、子供キャラクター画像B1の仮

想生命体に変化して第2の成長過程に移行する。この第2の成長過程では、前述

の第1の成長過程と同様に仮想生命体からの呼出があった場合に、その成長に必

要な内容の呼出に対して世話を行う。また、遊戯者は仮想生命体からのわがまま

な内容の呼出に対して躾を行うことができる。

【0042】

続いてステップSP11では、仮想生命体が第2の成長段階に到達したかどう

かを判断する。ステップSP11で第2の成長段階に到達していないことを判断

した場合は再びステップSP9へ戻り前述の第2の成長過程の処理を行う。また

、ステップSP11で第2の成長段階に到達したことを判断した場合はステップ

SP13へ進む。

ステップSP13では、前記第2の成長過程における世話及び躾の内容を勘案

して複数種類の仮想生命体、すなわち、ヤングキャラクター画像C1a,C1b

の仮想生命体の中から一の仮想生命体を選択する。

例えば、第2の成長過程において、仮想生命体からの呼出があった場合にその

成長に必要な内容の呼出に対しての世話を3回以上ミスし、且つ仮想生命体から

のわがままな内容の呼出に対して躾を2回以上ミスした場合は、ヤングキャラク

ター画像C1bの仮想生命体が選択され、当該ヤングキャラクター画像C1bの

仮想生命体が次の仮想生命体に変化して以後成長していくことになる。

次に、ステップSP15では第3の成長過程に移行し、前述の第2の成長過程

と同様に仮想生命体からの呼出があった場合に、その成長に必要な内容の呼出に

対して世話を行うと共に、仮想生命体からのわがままな内容の呼出に対して躾を

行うことができる。

【0043】

続いてステップSP16では、仮想生命体が第3の成長段階に到達したかどう

かを判断する。ステップSP16で第3の成長段階に到達していないことを判断

した場合は再びステップSP15へ戻り前述の第3の成長過程の処理を行う。ま

た、ステップSP16で第3の成長段階に到達したことを判断した場合はステッ

プSP17,SP18へ進む。

ステップSP17,SP18では、前記第3の成長過程における世話及び躾の

内容を勘案して複数種類の仮想生命体、すなわち、アダルトキャラクター画像D

1a,D1b,D1c,D1dの仮想生命体の中から一の仮想生命体を選択する

例えば、第3の成長過程において、仮想生命体からの呼出があった場合にその

成長に必要な内容の呼出に対しての世話を3回以上ミスし、且つ仮想生命体から

のわがままな内容の呼出に対して躾を6回以上ミスした場合は、アダルトキャラ

クター画像D1dの仮想生命体が選択され、当該アダルトキャラクター画像D1

dの仮想生命体が次の仮想生命体に変化して以後成長していくことになる。

【0044】

次に、ステップSP19ではカップリングモードであるかどうかを判断する。

キースイッチSW1,SW2,SW3を操作してブリードマーク19dを選択す

ると、ステップSP20へ進み、接続手段を介して他の育成シミュレーション装

置と接続させて双方の仮想生命体のカップリングを行うことができる。

また、ステップSP1においてリセットスイッチSW4が操作されていない場

合は、ステップSP2へ進み第1の成長過程であるかどうかを判断する。ステッ

プSP2で第1の成長過程であることを判断した場合はステップSP7へ進み第

1の成長過程の処理を行う。また、ステップSP2で第1の成長過程でないこと

を判断した場合はステップSP4へ進み第2の成長過程であるかどうかを判断す

る。ステップSP4で第2の成長過程であることを判断した場合はステップSP

9へ進み第2の成長過程の処理を行う。また、ステップSP4で第2の成長過程

でないことを判断した場合、すなわち第3の成長過程であることを判断した場合

はステップSP15へ進み第3の成長過程の処理を行う。

【0045】

次に、各成長過程の内、第2の成長過程を代表して詳細に説明する。

図7のステップSP21では仮想生命体からの呼出があったかどうかを判断し

ており、仮想生命体からの呼出があった場合は、ステップSP23、SP25へ

進み呼出マーク19eを点灯させると同時に、図11に示すようにブザーBZ1

を所定時間T1、例えば3秒間だけ鳴動させる。また同時にステップSP27で

はタイマーを起動させてステップSP31へ進む。

続いてステップSP31では、仮想生命体からの呼出が睡眠のためであるかど

うかを判断する。ステップSP31で睡眠のための呼出であることを判断した場

合は、■を介して図8のステップSP41へ進む。ステップ41では遊戯者がキ

ースイッチSW1,2,3を操作して照明を消灯したかどうかを判断しており、

照明が消灯された場合はステップSP43へ進み、所定時間内であるかどうかを

判断する。図11に示すように上記仮想生命体からの呼出があってから所定時間

T3、例えば1時間以内に消灯された場合は、適切に世話をしたことになり、ス

テップSP45へ進み世話度が+1増加する。

また、逆に仮想生命体からの呼出があってもこれに対する世話がなされない場

合、若しくは仮想生命体からの呼出があってから所定時間T3、例えば1時間以

上経過した後で消灯された場合は、適切な世話がされなかったことになり、ステ

ップSP41又は43からステップSP47へ進み世話度が1減少する。

【0046】

再び図7を参照するに、ステップSP31において睡眠のための呼出でないこ

とを判断した場合はステップSP33へ進む。ステップSP33では、仮想生命

体のおなかパラメータの値はMAXであるかどうかを判断しており、おなかパラ

メータの値がMAXでない場合は■を介して図9のステップSP51へ進む。ス

テップSP51では、遊戯者がキースイッチSW1,2,3を操作して食事の準

備をしたかどうかを判断しており、食事の準備がされた場合はステップSP53

へ進む。ステップSP53では仮想生命体が前述の準備されたご飯を食べたかど

うかを判断しており、ご飯を食べた場合はステップSP55へ進む。ステップS

P55では所定時間内であるかどうかを判断する。図11に示すように上記仮想

生命体からの呼出があってから所定時間T2、例えば15分以内に食事ができた

場合は、適切に世話をしたことになり、ステップSP57へ進み世話度が+1増

加する。

また、逆に仮想生命体からの呼出があってもこれに対する世話が全くなされな

い場合、又は、食事の世話をした場合であってもそれが仮想生命体からの呼出が

あってから所定時間T2、例えば15分以上を経過した後で食事をすることにな

った場合は、適切な世話がされなかったことになり、ステップSP51又は55

からステップSP59へ進み世話度が1減少する。

また、ステップSP53において遊戯者がご飯の準備をしたにもかかわらず、

これを仮想生命体が食べなかった場合は、ステップSP53から■を介して図7

のステップSP37へ進む。

ここで、遊戯者は、仮想生命体のおなかパラメータの値がMAXでもないのに

食事をしないのは、仮想生命体のわがままであると判断して躾に係る操作を行う

ことになる。すなわち、遊戯者はキースイッチSW1,2,3を操作して躾マー

ク17eを選択表示させることにより、仮想生命体に対する躾を行うことができ

る。ステップSP37では、上記の躾に係る操作がされたかどうかを判断してお

り、躾に係る操作がされた場合はステップSP39へ進み躾度が+1増加する。

【0047】

前述したようにステップSP33では、仮想生命体のおなかパラメータの値は

MAXであるかどうかを判断しており、おなかパラメータの値がMAXである場

合はステップSP35へ進む。ステップSP35では、仮想生命体のごきげんパ

ラメータの値はMAXであるかどうかを判断しており、ごきげんパラメータの値

がMAXでない場合は■を介して図10のステップSP61へ進む。ステップS

P61では、遊戯者がキースイッチSW1,2,3を操作してゲームの準備をし

たかどうかを判断しており、ゲームの準備がされた場合はステップSP63へ進

む。ステップSP63では仮想生命体が前述のゲームをしたかどうかを判断して

おり、ゲームをした場合はステップSP65へ進む。ステップSP65では所定

時間内であるかどうかを判断する。図11に示すように上記仮想生命体からの呼

出があってから所定時間T2、例えば15分以内にゲームをした場合は、適切に

世話をしたことになり、ステップSP67へ進み世話度が+1増加する。

【0048】

また、ステップSP61において、ゲームの準備がなされない場合はステップ

SP62へ進む。ステップSP62では、遊戯者がキースイッチSW1,2,3

を操作しておかしの準備をしたかどうかを判断しており、おかしの準備をした場

合はステップSP65へ進む。前述と同様に、ステップSP65では所定時間内

であるかどうかを判断する。図11に示すように上記仮想生命体からの呼出があ

ってから所定時間T2、例えば15分以内におかしを準備した場合は、適切に世

話をしたことになり、ステップSP67へ進み世話度が+1増加する。

また、逆に仮想生命体からの呼出があってもこれに対する世話が全くなされな

い場合、又は、ゲームの世話をした場合であってもそれが仮想生命体からの呼出

があってから所定時間T2、例えば15分以上を経過した後でゲームをすること

になった場合は、適切な世話がされなかったことになり、ステップSP61,6

2からステップSP69へ進み世話度が1減少する。

【0049】

また、ステップSP63において遊戯者がゲームの準備をしたにもかかわらず

、仮想生命体がゲームをしなかった場合は、ステップSP63から■を介して図

7のステップSP37へ進む。

ここで、遊戯者は、仮想生命体のごきげんパラメータの値がMAXでもないの

にゲームをしないのは、仮想生命体のわがままであると判断して躾に係る操作を

行うことになる。すなわち、遊戯者はキースイッチSW1,2,3を操作して躾

マーク17eを選択表示させることにより、仮想生命体に対する躾を行うことが

できる。ステップSP37では、上記の躾に係る操作がなされたかどうかを判断

しており、躾に係る操作がなされた場合はステップSP39へ進み躾度が+1増

加する。

また、ステップSP21において仮想生命体からの呼出がない場合、又はステ

ップSP37において躾に係る操作がない場合はステップSP29へ進み各種世

話処理を行い、その後、■を介して図6のステップSP11へ戻る。

尚、他の成長段階における作用は、上記第2の成長段階における作用と同様で

あり、詳細な説明を省略する。

【0050】

次に、図12を参照してステップSP20のカップリングに係る作用を詳細に

説明する。

ステップSP71では布団敷き画面を表示する。続いてステップSP73では

双方の仮想生命体のカップリングが可能であるかどうかを判断する。ここで、ア

ダルトの仮想生命体に成長してから1歳を経過し、一方の仮想生命体がオスであ

り、他方の仮想生命体がメスである場合にのみカップリングが可能である。従っ

て、一方若しくは双方の仮想生命体がベビーの仮想生命体、子供の仮想生命体、

ヤングの仮想生命体である場合は、カップリングが不可能である。また、アダル

トの仮想生命体であっても遊戯者の育て方によっては、正常な成長をせずに未成

熟な場合があり、このような場合もカップリングが不可能である。ステップSP

73においてカップリングが不可能であると判断した場合は、ステップSP75

へ進み睡眠画面を表示する。ここでは仮想生命体が単に睡眠しているだけでカッ

プリングは行われない。また、ステップSP73においてカップリングが可能で

あると判定した場合は、ステップSP77へ進みブリード待ち画面を表示する。

続いてステップSP79では双方の仮想生命体の毛並み度を判定する。

【0051】

ここで、上記毛並み度は各仮想生命体毎に設定されるものであり、リセットス

イッチSW4をオンした後に誕生した仮想生命体は全てレベル1に設定される。

そして、各成長段階毎に新たな毛並み度が設定される。

次のステップSP81では、双方の仮想生命体の毛並み度にレベル差があるか

どうかを判断する。ここで、双方の仮想生命体の毛並み度にレベル差がある場合

は、ステップSP83へ進み、レベル差の回数だけ拒否をするイヤイヤ画面を表

示する。また、ステップSP81において双方の仮想生命体の毛並み度にレベル

差がないことを判断した場合は、ステップSP85へ進みカップリングが成功し

たことが判定された判定結果のラブラブ画面を表示する。続いてステップSP8

7ではオス1体とメス1体の計2体の仮想生命体が誕生する。この2体の仮想生

命体はステップSP89で分配される。例えば、一方のオスの仮想生命体側には

、前記誕生したオスのベビーキャラクター画像A2aの仮想生命体が分配され、

他方のメスの仮想生命体側には、前記誕生したメスのベビーキャラクター画像A

2cの仮想生命体が分配される。

上記カップリングで誕生した2体の仮想生命体の個性データは初期値に設定さ

れる。例えば、誕生した仮想生命体の性格、すなわち躾度は表1に示すように双

方の親側の仮想生命体の各躾度に応じて決定される。また、誕生した仮想生命体

の毛並み度は、表2に示すように双方の親側の仮想生命体の各毛並み度のレベル

差に応じて決定される。

【0052】

前記カップリングで誕生したベビーキャラクター画像A2aの仮想生命体が成

長すると、例えば図13に示すように子供キャラクター画像B2a、ヤングキャ

ラクター画像C2a、アダルトキャラクター画像D2aに順次変化する。同様に

、前記カップリングで誕生したベビーキャラクター画像A2cの仮想生命体が成

長すると、例えば図13に示すように子供キャラクター画像B2c、ヤングキャ

ラクター画像C2c、アダルトキャラクター画像D2cに順次変化する。

また、カップリングで誕生したベビーキャラクター画像A3の仮想生命体が成

長すると、例えば図13に示すように子供キャラクター画像B3、ヤングキャラ

クター画像C3、アダルトキャラクター画像D3に順次変化する。更に、カップ

リングで誕生したベビーキャラクター画像A4の仮想生命体が成長すると、例え

ば図13に示すように子供キャラクター画像B4、ヤングキャラクター画像C4

、アダルトキャラクター画像D4に順次変化する。

【0053】

尚、上記の例では各仮想生命体が雌雄を有し、一方の仮想生命体がオスであり

、他方の仮想生命体がメスである場合にのみカップリングが可能に構成されたが

、本考案はこれに限定されず、各仮想生命体が雌雄を有しない場合もそのまま適

用することができる。この場合、全ての仮想生命体同士でカップリングを行うこ

とができ、各仮想生命体に1体ずつ仮想生命体が誕生する。

【0054】

【考案の効果】

以上説明してきたように請求項1に係る考案は、仮想生命体の育成に係る処置

を入力する入力手段と、仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を

有し、入力手段から育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御デー

タを前記記憶部から読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の

育成に係る制御を行う。そして、他の育成シミュレーション装置と接続する接続

手段を有し、この接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続したと

きに双方の仮想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有する。このカ

ップリングが成功したか否かの判定結果が表示部に表示される。

このように、カップリングによって新たな仮想生命体を誕生させることができ

るので、興趣性の高い育成シミュレーション装置を提供することができるという

効果を有する。

【0055】

また、請求項2に係る考案は、仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体か

ら呼出を行う呼出手段を有し、仮想生命体からの呼出に対して世話を行う手段と

、躾を行う手段とを有する。また、仮想生命体が成長したときに、それまでの成

長過程における前記世話及び躾の程度に基づいて個性データを作成し、この作成

された個性データは記憶部に記憶されており、カップリングにより生まれてくる

仮想生命体の個性デーは、カップリングした双方の仮想生命体の個性データに基

づいて決定される。

このように、カップリングによって誕生する新たな仮想生命体の個性データは

双方の親の個性データと関連性を有するので、興趣性の高い育成シミュレーショ

ン装置を提供することができるという効果を有する。

また、こまめに仮想生命体の世話をすることによって、生物に対する優しい心

を育むことができ、教育上にも好適な育成シミュレーション装置を提供すること

ができるという効果を有する。

【0056】

また、請求項3に係る考案は、仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手

段と、仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有し、入力手段か

ら育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御データを前記記憶部か

ら読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成に係る制御を

行う。また、前記記憶部は、容姿の異なる複数の仮想生命体と、当該仮想生命体

の雌雄の別を記憶している。

制御部は仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出を行う呼出手段

を有し、仮想生命体が成長したときにそれまでの成長過程における世話及び躾の

程度に基づいて個性データを作成する。この作成された個性データは記憶部に記

憶される。

そして、他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有し、この接続

手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮想生命

体をカップリングさせるカップリング手段を有する。このとき、少なくとも一方

の仮想生命体が雄であり、他方の仮想生命体が雌である場合にカップリングを成

功させる。カップリングが成功したか否かの判定結果は表示部に表示される。

制御部は自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングが成功したときには

、当該カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部から読み取って表

示部に表示させる。このとき生まれてくる仮想生命体の個性データはカップリン

グした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定される。また、制御部は自

己の仮想生命体が雌である場合にはカップリングによって生まれる仮想生命体を

自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配し、自己の仮想生命体が雄であ

る場合には分配された仮想生命体を受け入れる。

このように、雌雄一対の仮想生命体によってカップリングさせるように構成し

たので、現実に即したカップリングによって新たな仮想生命体を誕生させること

ができ、興趣性の高い育成シミュレーション装置を提供することができるという

効果を有する。

【0057】

また、請求項4に係る考案は、仮想生命体が成長するに応じて1又は2以上の

成長段階を設定する設定手段を有し、記憶部には成長段階毎に容姿の異なる複数

の仮想生命体と、当該仮想生命体の雌雄の別を記憶している。

制御部は仮想生命体が成長段階に達したときに、それまでの成長過程における

呼出に対する処置の内容を判定し、判定結果に基づいて前記記憶された複数の仮

想生命体の中から一の仮想生命体を選択し、変化させる。

また、制御部は仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程における処

置の内容に基づいて個性データを作成し、記憶部に記憶する。

接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮

想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有し、少なくとも一方の仮想

生命体が雄であり、他方の仮想生命体が雌である場合にカップリングを成功させ

る。このとき生まれてくる仮想生命体の個性データは前記カップリングした双方

の仮想生命体の個性データに基づいて決定される。また、制御部は自己の仮想生

命体が雌である場合にはカップリングによって生まれる仮想生命体を自装置と他

の育成シミュレーション装置とに分配し、自己の仮想生命体が雄である場合には

分配された仮想生命体を受け入れる。

このように、雌雄一対の仮想生命体によってカップリングさせるように構成し

たので、現実に即したカップリングによって新たな仮想生命体を誕生させること

ができ、興趣性の高い育成シミュレーション装置を提供することができるという

効果を有する。

【0058】

また、請求項5に係る考案は、仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手

段と、仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有し、入力手段か

ら育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御データを前記記憶部か

ら読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成に係る制御を

行う。そして、他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有し、この

接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続したときに双方の仮想生

命体をカップリングさせるカップリング手段を有する。このカップリングが成功

したか否かの判定結果が表示部に表示される。

このように、カップリングによって新たな仮想生命体を誕生させることができ

るので、興趣性の高い育成シミュレーション装置を提供することができるという

効果を有する。

また、こまめに仮想生命体の世話をすることによって、生物に対する優しい心

を育むことができ、教育上にも好適な育成シミュレーション装置を提供すること

ができるという効果を有する。

そして、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有し、時刻情報に基づいて仮

想生命体の生活時間を設定するように構成したので、実時間に即して仮想生命体

が活動するので、現実感に富む興趣性の高い育成シミュレーション装置を提供す

ることができるという効果を有する。

【0059】

また、請求項6に係る考案は、仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体か

ら呼出を行う呼出手段を有し、仮想生命体からの呼出に対して世話を行う手段と

、躾を行う手段とを有する。また、仮想生命体が成長したときに、それまでの成

長過程における前記世話及び躾の程度に基づいて個性データを作成し、この作成

された個性データは記憶部に記憶されており、カップリングにより生まれてくる

仮想生命体の個性デーは、カップリングした双方の仮想生命体の個性データに基

づいて決定される。

このように、カップリングによって誕生する新たな仮想生命体の個性データは

双方の親の個性データと関連性を有するので、興趣性の高い育成シミュレーショ

ン装置を提供することができるという効果を有する。

また、こまめに仮想生命体の世話をすることによって、生物に対する優しい心

を育むことができ、教育上にも好適な育成シミュレーション装置を提供すること

ができるという効果を有する。

そして、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有し、時刻情報に基づいて仮

想生命体の生活時間を設定するように構成したので、実時間に即して仮想生命体

が活動するので、現実感に富む興趣性の高い育成シミュレーション装置を提供す

ることができるという効果を有する。

【0060】

また、請求項7に係る考案は、仮想生命体の育成に係る処置を入力する入力手

段と、仮想生命体の育成に係る制御データを記憶した記憶部を有し、入力手段か

ら育成に係る処置を入力したときに、これと対応する制御データを前記記憶部か

ら読み取り当該読み取った制御データに基づいて仮想生命体の育成に係る制御を

行う。また、前記記憶部は、容姿の異なる複数の仮想生命体と、当該仮想生命体

の雌雄の別を記憶している。

制御部は仮想生命体が成長する過程で当該仮想生命体から呼出を行う呼出手段

を有し、仮想生命体が成長したときにそれまでの成長過程における世話及び躾の

程度に基づいて個性データを作成する。この作成された個性データは記憶部に記

憶される。

そして、他の育成シミュレーション装置と接続する接続手段を有し、この接続

手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮想生命

体をカップリングさせるカップリング手段を有する。このとき、少なくとも一方

の仮想生命体が雄であり、他方の仮想生命体が雌である場合にカップリングを成

功させる。カップリングが成功したか否かの判定結果は表示部に表示される。

制御部は自己の仮想生命体が雌である場合にカップリングが成功したときには

、当該カップリングによって生まれる仮想生命体を前記記憶部から読み取って表

示部に表示させる。このとき生まれてくる仮想生命体の個性データはカップリン

グした双方の仮想生命体の個性データに基づいて決定される。また、制御部は自

己の仮想生命体が雌である場合にはカップリングによって生まれる仮想生命体を

自装置と他の育成シミュレーション装置とに分配し、自己の仮想生命体が雄であ

る場合には分配された仮想生命体を受け入れる。

このように、雌雄一対の仮想生命体によってカップリングさせるように構成し

たので、現実に即したカップリングによって新たな仮想生命体を誕生させること

ができ、興趣性の高い育成シミュレーション装置を提供することができるという

効果を有する。

また、こまめに仮想生命体の世話をすることによって、生物に対する優しい心

を育むことができ、教育上にも好適な育成シミュレーション装置を提供すること

ができるという効果を有する。

そして、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有し、時刻情報に基づいて仮

想生命体の生活時間を設定するように構成したので、実時間に即して仮想生命体

が活動するので、現実感に富む興趣性の高い育成シミュレーション装置を提供す

ることができるという効果を有する。

【0061】

また、請求項8に係る考案は、仮想生命体が成長するに応じて1又は2以上の

成長段階を設定する設定手段を有し、記憶部には成長段階毎に容姿の異なる複数

の仮想生命体と、当該仮想生命体の雌雄の別を記憶している。

制御部は仮想生命体が成長段階に達したときに、それまでの成長過程における

呼出に対する処置の内容を判定し、判定結果に基づいて前記記憶された複数の仮

想生命体の中から一の仮想生命体を選択し、変化させる。

また、制御部は仮想生命体が成長したときに、それまでの成長過程における処

置の内容に基づいて個性データを作成し、記憶部に記憶する。

接続手段を介して他の育成シミュレーション装置と接続させたときに双方の仮

想生命体をカップリングさせるカップリング手段を有し、少なくとも一方の仮想

生命体が雄であり、他方の仮想生命体が雌である場合にカップリングを成功させ

る。このとき生まれてくる仮想生命体の個性データは前記カップリングした双方

の仮想生命体の個性データに基づいて決定される。また、制御部は自己の仮想生

命体が雌である場合にはカップリングによって生まれる仮想生命体を自装置と他

の育成シミュレーション装置とに分配し、自己の仮想生命体が雄である場合には

分配された仮想生命体を受け入れる。

このように、雌雄一対の仮想生命体によってカップリングさせるように構成し

たので、現実に即したカップリングによって新たな仮想生命体を誕生させること

ができ、興趣性の高い育成シミュレーション装置を提供することができるという

効果を有する。

そして、時刻情報を出力する時刻情報出力手段を有し、時刻情報に基づいて仮

想生命体の生活時間を設定するように構成したので、実時間に即して仮想生命体

が活動するので、現実感に富む興趣性の高い育成シミュレーション装置を提供す

ることができるという効果を有する。

【表1】双方の仮想生命体の躾度 生まれてくる仮想生命体の躾度超良×超良 良超良×良 良超良×普通 良超良×悪 普通良×良 良良×普通 良良×悪 普通普通×普通 普通普通×悪 悪悪×悪

【表2】双方の仮想生命体の 生まれてくる仮想生命体の毛並み度のレベル差 毛並み度(1)レベル差0の場合 上昇する(2)レベル1×レベル2又はレベル2×レベル3の場合毛並み度が高い側 変化なし…33%1下がる…67%毛並み度が低い側 1上がる…33%変化なし…67%(3)レベル3×レベル4の場合毛並み度が高い側 変化なし…67%1下がる…33%毛並み度が低い側 1上がる…67%変化なし…33%(4)レベル差2の場合毛並み度が高い側 変化なし…33%1下がる…33%2下がる…33%毛並み度が低い側 2上がる…33%1上がる…33%変化なし…33%(5)レベル差3の場合毛並み度が高い側 1下がる…33%2下がる…33%3下がる…33%毛並み度が低い側 2上がる…33%1上がる…33%変化なし…33%

【図面の簡単な説明】

【図1】本考案に係る育成シミュレーション装置の要部のブロック図である。

【図2】本考案に係る育成シミュレーション装置の平面図である。

【図3】図2の表示部の一例を示した説明図である。

【図4】図2の表示部の液晶画面の一例を示した説明図である。

【図5】図2の育成シミュレーション装置の回路図である。

【図6】図2の育成シミュレーション装置におけるメインの制御処理を示したフローチャートである。

【図7】図2の育成シミュレーション装置における第2の成長過程の制御処理を示したフローチャートである。

【図8】図2の育成シミュレーション装置における第2の成長過程の制御処理を示したフローチャートである。

【図9】図2の育成シミュレーション装置における第2の成長過程の制御処理を示したフローチャートである。

【図10】図2の育成シミュレーション装置における第2の成長過程の制御処理を示したフローチャートである。

【図11】図2の育成シミュレーション装置における入力受付時間を示した説明図である。

【図12】カップリングに係る処理を示したフローチャートである。

【図13】仮想生命体が成長するに応じて変化する場合を示した説明図である。

【符号の説明】

育成シミュレーション装置

記憶部

CPU

接続手段

判定手段

11 装置本体

13 表示部

15 画像表示部

17 マーク表示部

19 マーク表示部

21 制御装置

SW1 キースイッチ

SW2 キースイッチ

SW3 キースイッチ